41 posts categorized "そめけん!"

2010/10/20

『そめけん!』10月19日第26回放送

「デジタルサイネージ」という言葉を知ってますか?
デジタルサイネージコンソーシアムの定義によると、

屋外・店頭・公共空間・交通機関など、あらゆる場所で、ネットワークに接続したディスプレイなどの電子的な表示機器を使って情報を発信するシステムを総称して「デジタルサイネージ」と呼びます。

ディスプレイの発展、デジタルネットワークや無線LANの普及とあいまって、施設の利用者・往来者に深く届く新しい広告/コンテンツ市場が形成されています。

とのことです。

昨日の『そめけん!』は、デジタルサイネージの新領域を切り開こうとしていらっしゃる浜田宏司さんをゲストにお迎えしました。

Ustreamのアーカイブはこちら

そめニュース

昨日は、2週間でサービス終了することになってしまった「はてなランド」と、最近急激にユーザー数画像化していて世界のユーザー数が400万を突破したforsquare、フェースブック内にできたグループ「顔仏区(フェースブッ区)」の話をしました。

「はてなランド」は小中学生向けのSNSとして10月1日に始まって10月15日に終了したのですが、子ども向けというには安全性のためのシステムや運営体制ができていなかったのが、即終了になってしまった理由ではないかと言われています。

私も仕事で子ども向けのサービスを企画・運営していたことがあるので、このあたりの大変さはよく分かります。
デジタルネイティブたちは、ネットでのコミュニケーションに抵抗がないからSNSもガンガン盛り上がると思いますが、だからといって彼らがネット上のリスクをよくわかっているわけではないので、コミュニケーションできる場(しかも大人も自由に入ってこられる)をいきなりポンと与えるのはとても危険なのです。
はてなという会社は面白いと思うので、正直、もう少しスマートにはてななりのうまいやり方を開発してくれたらよかったのになぁ、と残念な気持ちです。

forsquareの方は、私は使ってないのですが、たなかさんはもう一つライバルのサービスと目されているgowallaとともによく利用しているようです。
アメリカではセレブもforsquareを使って注目されているとか、…という話から芸能人と位置情報を絡めてお店や地域のPRができるんじゃないか、「forsquare芸人」「gowalla芸人」なんて面白いね!なんて盛り上がりました。

あと、顔仏区(フェースブッ区)については、先週突然生まれた東京の第25番目の区(24番目は「つぶや区」)です。
これは日本でフェースブックが急速に拡がるきっかけを作ったといわれているamachangさんが発起人となって10月15日に行われた「Facebookオン会」がきっかけとなって生まれたアイデアのようです。
近々区長と区議員を決める選挙を行う計画があったり、大の大人たちが真剣にごっこ遊びを楽しんでいる感じです。
「つぶや区」では大学ができたりオーケストラのコンサートが行われたり、面白いイベントが生まれたので、フェースブッ区でも、Facebookの面白さをみんなが感じられるようなイベントなどが出てくるといいな、と思います。

そめトーク

ゲストの浜田さんは、明日21日にキックオフがある横浜の「デジタルサイネージ大学」のモデレータをされています。

昨日は元々空間プロデュースやイベント会場の舞台監督をされていたところから演出要素としての映像に関わるようになり、映像表現の場としてのデジタルサイネージに注目するようになったという浜田さん自身がデジタルサイネージにたどり着いた経緯と、日本でどのようにデジタルサイネージが注目され、今実際に利用される状況に至ったかという話を1985年にさかのぼって順を追って説明していただきました。

特に、AdobeのソフトやMacintoshなど、動画を制作する環境を比較的安価に揃えられるようになったところから、アーティストが映像表現に注目した、というデジタルサイネージのきっかけの話がおもしろかったです。

普段「デジタルサイネージ」というと私は企業広告やお店の中の案内版みたいなものを思い浮かべますが、上のような経緯でデジタルサイネージに関わる浜田さんは、もっとアート作品を表示する場であったり、地域の人達が情報発信する場としてのデジタルサイネージ活用を広めていきたいと考えていらっしゃるようです。

「デジタルサイネージ大学」もそういった場に自らが編集した情報や、制作した作品を出していける人材を育てることや、今以上に幅ひろいデジタルサイネージの活用方法のアイデアを生み出すことを目的に実施されるとのことです。(ちなみにキックオフイベントの後は隔週での講義を予定していて、私たちソーシャルメディア研究会の荻野先生もソーシャルメディアをテーマに登壇します)

また、これを機に2011年開催の横浜トリエンナーレに向けてのデジタルサイネージの活用も発案・具体化していきたいとのこと。
企業広告だけじゃない、地域に根ざした活用の事例として、横浜に注目が集まるかもしれません。

私がなるほどなぁ、と感じたのは、デジタルサイネージが増えていくことにより、今までは映画、テレビ、Webといったところに限られていた動画の活用場所が増えることになり、それは新しい領域の仕事やアーティストの表現の場が増えることにつながるということ。
今までWebサイトという領域でFlashをつくっていたようなクリエイターがデジタルサイネージ用のコンテンツを作るとしたら、画面の大きさが違うだけではなく、利用者の属性や利用されるシチュエーションも全く違ってくるので、Webサイトとは違うデザインの考え方が必要になってきます。
クリエイターにとってはチャンスでもあり、驚異でもあるこの状況。勉強しなくては!

次回放送

来週は、先週末NYN Summit Japan(日系ユースネットワークサミットジャパン)というイベントを開催されたイーゴル猪島さんがゲストです。
私たちもイベントの取材に行き、参加していた若い日系人の方たちにインタビューしてきたので、その映像も交えつつ、ソーシャルメディアも活用した日系人ネットワークの活動についてお聞きします。

10月26日(火)21時から、「そめけん! 公式サイト」で中継ページで御覧ください。

★『そめけん!』を放送しているソーシャルメディア研究会のtwitterアカウントはこちら。
http://twitter.com/_someken/
ハッシュタグは #someken です。

★Facebookのファンページはこちら
http://www.facebook.com/someken

TwitterやFacebookでご意見、ご質問、歓迎します!

2010/10/13

『そめけん!』10月12日第25回放送

『そめけん!』の放送も、昨日で25回を数えました。
これまでの積み重ねの成果と言えるのかどうか、昨日は100人以上の方が同時視聴してくださり、ゲストの平田さんの熱いトークのおかげもあって、あらためてUstreamとソーシャルメディアの盛り上がりを感じた一夜でした。
ぜひ、こちらのアーカイブをご覧ください。

番組の事前告知が少し多様化してきた

今まで『そめけん!』の番組告知はほとんどTwitterのみ。公式サイトもありますが、これもほとんどTwitter経由での流入のみだったと思われます。

そんな中、先日たなかさんが『そめけん!』のファンページを作ってくれました。
なんだか急に、"Facebook"という単語をよく耳にするようになった今日この頃、ユーザー登録をしてはいたもののほとんどログインしていなかった私も、この『そめけん!』ファンページのおかげで最近は割とFacebookをチェックするようになりました。
『そめけん!』第25回の放送に関しては「イベント」としての登録もされていたので、そこにあらかじめ「そめニュース」のネタを書いてみたりとか…。

また先週末に気づいたのですが、「7colorsTV」という日本語のUst番組の情報を集約して番組表にしているポータルサイトに『そめけん!』も載せていただいていて、昨日の同時視聴100人超えは、7colorsTVさんのおかげによるところも大きいのではないかと思われます。

ソーシャルメディアを研究する番組、といいながら、自分たちの番組の宣伝に関してはまだまだやれることをいっぱい残しているんじゃないかな、なんて改めて思った出来事。
研究しつつ実践することをモットーにしている番組なので、こんな試行錯誤やびっくりの過程も、見守っていただければと思います。

そめニュース

上にも書いたように、なんだかやたらFacebookの注目度が上がっているのはいったい何が原因なのでしょう?というようなことをダラダラと話した昨日の「そめニュース」でした。
ちょうど、TBSがファンページを解説したことがニュースになってたりしたんですよね。日本のテレビ局がこんなに早くファンページを作るとは、びっくりしました。

このFacebook熱のきっかけ、はっきりしたことは分かりませんが、映画「ソーシャル・ネットワーク」がやってくるというのもその一員であることは確かだと思われます。

この「ソーシャル・ネットワーク」、東京国際映画祭での上映にたなかさんと私で行けることになりました!
たなかさんが発売開始日の朝からPCの前にスタンバって、チケットを取ってくれたのです!
ソーシャルメディアネタとしてはもちろんのこと、ストーリーも面白いと評判のこの映画、今からとっても楽しみです。

そめトーク

昨日はデジハリ大学院生仲間でもある、平田元吉さん(@MotoyoshiTW)にゲストに来ていただきました。

平田さんはファッション業界にITでイノベーションを起こすという仕事にずっと携わっている方で、昨年末にはいち早くUstreamに注目し、現在ファッションショーのUstream中継などで大活躍中。
昨日はこれまでの取り組みと、10月15日から始まるジャパンファッションウィーク(東京コレクション)のUst中継のことなどを話していただきました。

※ジャパンファッションウィークのUst中継および平田さんのプロフィールについては、こちらのデジハリ大学院のプレスリリースをご覧ください。
合資会社モード・ファクトリー・ドット・コム×デジタルハリウッド大学大学院ライブメディア研究会 東京発 日本ファッション・ウィーク」のブランドショーをUSTREAMにて共同配信

昨日は単に平田さんの活動の報告だけでなく、ファッションの分野とライブ中継やソーシャルメディアの親和性や、それらがブランドのファンや業界で働く人達にどんな面でプラスに成るかなど、あらためてソーシャルメディアの意味に立ち返る話ができたなぁ、と思います。

昨日のおはなしで、ファッションショーをライブ中継するということひとつとっても、関係者との調整から機材のこと、権利処理のことなど、解決しなければいけないことが山のようにあるということがわかりましたが、それらをひとつひとつ乗り越えて、ファッション業界に新しい風を吹かせようとがんばっている平田さんはとても素敵です。
今後は海外での中継をやっていきたいということなので、いろいろな国のナマなファッション情報がどんどん受け取れちゃう時が、遠からずやってきそうな予感。楽しみです!

なお、ジャパンファッションウィークのUstream中継のチャンネルはこちらです。
ページ下の「今後の番組」欄に放送予定も表示されてますので、要チェックですよ〜
jfw2010 on USTREAM

 

次回放送

次回のゲストはただいま調整中です。
10月19日(火)21時から、「そめけん! 公式サイト」で中継ページで御覧ください。

★『そめけん!』を放送しているソーシャルメディア研究会のtwitterアカウントはこちら。
http://twitter.com/_someken/
ハッシュタグは #someken です。

★Facebookのファンページはこちら
http://www.facebook.com/someken

TwitterやFacebookでご意見、ご質問、歓迎します!

2010/10/07

『そめけん!』10月5日第24回放送

デジハリ大学院の新スタジオからお届けした今週の『そめけん!』は秋田の若手農家集団「トラ男」のプロデューサーがゲストだったのですが、同時視聴者数60人以上と、最近まれに見る視聴者の多さ。
またもや秋田パワーを思い知らされた放送でした。twitterでも応援メッセージをいっぱいもらって、秋田の人および秋田に関わる人たちは本当にあったかいなぁ…。(参考:秋田県横手市のyokotterの取り組みを紹介した第5回放送のときのエントリー

第24回放送のアーカイブ

続きを読む "『そめけん!』10月5日第24回放送" »

2010/10/04

『そめけん!』9月28日第23回放送

ちょっと時間がたってしまいまいしたが、先々週は私は夏休みをいただきまして、はじめて『そめけん!』の放送をお休みしました。
視聴者側に回ろうかとも思ったのですが、旅先でネット接続もままならず、結果的には他のメンバーの方にすべておまかせ。私は後からアーカイブを見ました。『そめけん!』を後から見るって、なんだか不思議な感じ。
ひとりで番組進行をされたたなかさんは、予想よりもローテンションでした(笑
相手がいなくてしゃべり続けるのは難しいですよね。おつかれさまでした!

そんな『そめけん!』第22回のアーカイブはこちらです。

個人的夏休み明けの先週は、いつもと違う場所からのお届けでした。
第21回のゲストに来ていただいたニコラス・コレニさんが手掛けるモバイルオフィス・シェアオフィスの「moboff(モバフ)」が明日、オープンさせる新宿アイランドタワーのオフィスにお邪魔したのです。

オフィスの様子をじっくり案内してもらったので、第23回のアーカイブ、ぜひ観てみてください!


Moboff

続きを読む "『そめけん!』9月28日第23回放送" »

2010/09/18

『そめけん!』9月14日第21回放送

今週の『そめけん!』は「そめニュース」では9月10日のmixi meetupで発表されたmixiの新しい機能や戦略を取りあげ、「そめトーク」では「街をオフィスにする」というコンセプトでシェアオフィス「moboff(モバフ)」の事業を手掛けるニコラス・コレニさんをゲストに迎えてお話しました。

9月14日放送のアーカイブ

続きを読む "『そめけん!』9月14日第21回放送" »

2010/09/08

『そめけん!』9月7日第20回放送

昨日の『そめけん!』は、先週に続いて、いくつか普段とは違う様相でお届けしました。

『そめけん!』第20回放送アーカイブ

ひとつは、田中さんがお休みだったので私ひとりで進行したこと。
後述の通り、たくさんのゲストに助けられて思ったよりもあっという間に終わりましたが、最初ひとりきりでカメラの前でしゃべるのは、やっぱりやりにくかったです(^^;

ふたつめは、デジハリ大学院のキャンパスから放送したこと。
場所は先週と同じなのですが、昨日は背景が秋葉原の夜景が!
ヨドバシAkiba館のハデハデネオンを背負って、なかなか賑やかな画面になってます。
私もニュースキャスター気分で楽しませていただきました^^

3つ目は、デジハリ大学院の中国人留学生がたくさんやってきて、「浅草九重」の揚げまんじゅうの試食会&ヒアリングをしたこと。
『そめけん!』でこんなにたくさんの人が一気に映るのって、6月15日に渋谷のUstreamスタジオからお届けした『そめけん!スペシャル』以来です。しかも昨日は若くてかわいい学生たち、ということで、おいしい揚げまんじゅうをほおばりながら、楽しいインタビューになりました。

イケダハヤトさん「海外のそめ」

昨日は久々にイケダハヤトさん(@IHayato)に来ていただいて、海外発のソーシャルメディアニュースということで、先日AppleがiTunes上で始めたSNS「Ping」の話や、購買情報を共有するサービス「Swipely」の話、そしてイケダさんの今年の夏の思い出(彼女と下田で海水浴!)の話などをしました。

Pingはどうなんでしょうねぇ。
のっけからものすごいユーザー数を抱えていて、有名アーティストも参加しているというアドバンテージを活かして、盛り上げることができるのでしょうか。
私は、ユーザーとしてはまだ全然良さが分かりませんが、Appleがどんな体験を提供してくれるのか、注目です。

揚げまんじゅう試食会

浅草寺の仲見世通りにある「浅草九重」の女将である小林さんに揚げまんじゅうをたくさん持ってきていただいて、総勢7名の中国人留学生+日本人何名かで試食会をしました。

揚げまんじゅうは7種類あるので、それを切り分けて、各自全種類味わってもらいましたが、人気だったのは桜と抹茶。
色がきれいなのがポイント高いみたい。
また、みんな「甘すぎなくておいしい」と言っていたのが意外でした。
おみやげでいただく月餅とかはとても甘いので、てっきり中国の人はもっと甘いのが好きなのかと思ってましたが、聞いてみたら皆さん月餅はあまり好きではないみたい…。
中身について、「肉を入れたら?」という意見が出たのもびっくりでした。中国では肉入りの月餅があって、それはみんな好きなんだそうです。ただし、店頭で出来立てを食べるものなので、日本ではあまり手に入らないかもしれません。

味に付いての感想の他に、どうやったら買ってもらえるか?というアイデアを出してもらったのですが、「お茶付きの試食」や、旅行のガイドさんに紹介してもらう、お土産としてのパッケージにこだわる、行列している店に行きたくなる、といった声が。

例えば日本に旅行に来る前に、旅行中に食べるものを調べたりするかな?と聞いたら、買い物や観光地は調べるかもしれないけれど、食べ物まではわざわざ調べない、現地に来てからだ、ということでした。
日本人が海外に行く時って、ガイドブックにも食べ物の写真がいっぱいで、「ここに行ったらこれを食べるべし」みたいなのが多いですが、それはとても日本人ぽい考え方なのかもしれないですね。

ただ、中国でもブログに旅行のことを書いたりするし、行った人の口コミは有力みたい。
浅草に来た旅行者にいかに買ってもらい、そして口コミしてもらえるかというところがやっぱり重要だと思われます。

女将の小林さんも、揚げまんじゅうの新種として甘くない中身が入ったものをできないか考えている、ということだったので、肉入り揚げまんじゅうが登場する日が近いかも…。

昨日いただいたアイデアを元に、「浅草九重」さんがどれだけ中国人向けPR力をアップできるか。この後も追っていきたいと思います。

<次回放送>

9月7日(火)21時から、「そめけん! 公式サイト」で中継ページで御覧ください。

★『そめけん!』を放送しているソーシャルメディア研究会のtwitterアカウントが出来ました。
番組の予告などもしていきますので、ぜひフォローしてください。
http://twitter.com/_someken/

ご意見、ご質問は Twitter のハッシュタグは #someken で!

2010/09/02

『そめけん!』8月31日第19回放送

今週の『そめけん!』は「アフターソーシャルアプリナイトスペシャル」でした!

いったいなんなのかと申しますと、たまたま『そめけん!』の放送日である31日(火)にデジハリ大学院のキャンパスを会場に行われる「ソーシャルアプリナイト」というイベントのUstream放送をやってくれないか、という話がうちの超監督に持ち込まれたんです。

時間的には、そのイベントが『そめけん!』の前になるので、それだったら、今回の『そめけん!』はデジハリのキャンパスからの放送ということにして、あわよくばイベントの参加者の方に飛び入りで出演してもらっちゃったりしたらいいんどえは・・・、ということになったのです。

「ソーシャルアプリナイト」というのは、「ソーシャルアプリ開発において世界進出を狙う企業の支援を目的とした団体」とのことで、SNSやソーシャルアプリを提供している会社など30社弱が参加しているようです。
今回は第2回目で、ゲストには今年ソーシャルゲームを提供するプラットフォームをオープン化したGreeの取締役の方が講演されたこともあってか、会場には150人くらい(?)の参加者が集まり、講演後の懇親会もとてももりあがっていました。全体的には、ソーシャルアプリを使った企画を提案する広告業とか開発会社の方とかの参加が多かったのではないかという印象です。

講演の中でとってもおもしろかったのが、Greeのゲームランキングで1位をとっているという「おみせやさん」というソーシャルゲームを作っている芸者東京エンターテイメントCEO/ファンタジスタ 田中 泰生氏の講演です。

ラフなTシャツ姿で登場し、「あまり話すこと決めてないんですよね~」みたいなゆる~い感じで話し始めた田中さんですが、「ログ解析よりもアプリを面白くする方が先」「たくさんのアプリを出すより1本のアプリに機能追加・変更していったほうが儲かる」「ソーシャルゲームは儲かる」「飯のまずい国の作るアプリは微妙。そんなに気にならない(Zyngaなど海外勢の進出をどう思うか?という質問に対して)」などなど、他では聞けないような独自の視点やノウハウがいっぱい。ソーシャルアプリで成功したい!と思っている人であればかなり刺激を受ける内容だったと思います。

『そめけん!』ではなんと、その田中社長に飛び入り出演していただくことに成功しました!
冒頭からいきなり出ていただいているので、ぜひアーカイブを見てください。
「飯のまずい国…」の話からしばし日本とアメリカの食の話で盛り上がったりしていますが、後半はこの業界にもっと女性開発者が増えるべきとか、「営業はいらない。営業しなければ売れないものはダメ」など、経営者らしいおはなしもあります。(現在人材第募集中だそうです)。

田中社長の後はもうひとり、ソーシャルメディア、ソーシャルアプリ系のニュースも多く取り上げられているニュースメディア「Second Times」の編集長 箱田さんに、これまた強引に飛び入り参加していただきました(今回は仕事ではなくプライベートでイベントに参加されていたとのこと。帰り際引き止める形になってすみません!)。

余談ですが、私は過去にSecond Lifeにはまっていた時期がありまして、そのころはSecond TimesさんはSecond Lifeや他の3Dバーチャルワールドの様々なニュースをいち早く伝えてくれるメディアとしてとっても印象に残ってました。
後になってたまたま箱田さんと知り合う機会があったのですが、そんな経緯から勝手に親近感をいだいていて、いつか『そめけん!』にも出てもらいたいな、と思っていたのでした。

箱田さんとは、「とは言え、ソーシャルゲームって使ってる?」という話でもりあがりました。
箱田さんも田中さんも私も、それぞれに使ってみたけどそんなに続かなかったり、ある日熱が覚めたソーシャルゲームの体験を持っていることが判明し、それはなんでなんだろう?とか…。

なんとなく分かったのは、やっぱり「ソーシャル」ゲームというからには「ソーシャル」な部分がキモなのではないか。
ソーシャルゲームを友達との関係性はなく「一人で使っている」というケースが30%位あるという調査結果もあるそうなんですが、その状態だと続かないみたいです。
考えて見れば、ゲームに限らずSNSもTwitterもそういうものですね。人との関係性が生まれたときに、使う習慣や止められない感が出てくるものです。

後半、ソーシャルゲームって社内研修なんかでも使えるんじゃない?という話も出ましたが、社内でSNSを!という話は昔からよくあって、でもうまく活性化させるのは難しいということもよく聞きます。
そのあたりも、いかにその中で人間同士のつながりを作るか、そのあたりはソーシャルゲームに学ぶところがあるかもしれません。

 

<次回放送>

次回は8/24(火)の放送の続きで、揚げまんじゅう屋「浅草九重」さんの中国からの旅行者向けPR策の検討会の模様をお伝えします。
今度は中国からの留学生たちに登場してもらって、本音トークをしてもらう予定です。

9月7日(火)21時から、「そめけん! 公式サイト」で中継ページで御覧ください。

★『そめけん!』を放送しているソーシャルメディア研究会のtwitterアカウントが出来ました。
番組の予告などもしていきますので、ぜひフォローしてください。
http://twitter.com/_someken/

ご意見、ご質問は Twitter のハッシュタグは #someken で!

2010/08/26

『そめけん!』8月24日第18回放送

2週間の夏休みを経て、今週『そめけん!』の毎週の放送を再開しました。

Ustreamのアーカイブはこちら

この日は、放送開始直後からTwitterで「高画質!」との反応が多数。
しゃべってる私たちはUstreamの画面は見ていないので分からなかったのですが、アーカイブを観ても確かにきれいですよね。フル画面サイズにしてもそんなにガタガタしないくらい…。
てっきりうちの超監督が配信方法の設定でも変えたのかな?と思っていたのですが、どうやらUstream側の改善(?)によるものらしいです。

「画質がいいとストレスがすくない」っていう書き込みがあったのに、少しはっとしました。
Youtubeを始め、Webの動画は画質が低いのが当然、という思いがありましたが、再生速度に影響しないなら、きれいにこしたことはないのですね。

【そめニュース】

今週のそめニュースは、デジタルステージさんのウェブ制作ソフトBindユーザーのための「ウェブコンポーザー学校」開講の話題と、mixiの3日間にまたがる停止など、ウェブサービスのトラブルやサービス停止の影響についてお話しました。

一点目の「ウェブコンポーザー学校」は以前にデジタルステージの社長平野さんにインタビューしたときに、会社の営利活動とは切り離した「部活」という位置づけの「モーションダイ部」の次は、会社としてユーザーとコミュニケーションする「Bind部」をやろうと思っているというお話があって、それがついに始動したんだな、ということで「そめけん!」としても大変注目してます。

 ウェブコンポーザー学校の公式サイト

この学校に入学するには、Twitterで平野さんとウェブコンポーザー学校教務課のふたつのアカウントをフォローすればよいのですが、さすがデジタルステージさん、始まるやいなやたくさんの「生徒」を集めて、Ustreamでのコミュニケーションも大変盛り上がってます。

そこで話されている内容は、ソーシャルメディア研究的にも、とてもためになる内容だと思います(あとウェブ制作に関わるものとしても、勉強になりそう!)。

二点目は、「mixi」アクセス障害 「インフラ寸断」2102万人 代替手段持たず…難民(産經新聞)という記事をネタに話をしました。

私はmixiはそんなに使ってないので特に困ることもなかったですが、これ以外にもevernoteのデータ消失とか、GoogleWaveのサービス中止とか、色々考えさせられる事件が多い今日この頃です。

ソーシャルメディアって、正にソーシャルのインフラとして是非とも信頼性のあるサービスを提供して欲しいものですが、とは言え絶対大丈夫とは言えないものです。
よく考えれば、Webのサービスに限らず、銀行だって潰れないとは言えない昨今、便利に利用出来るからといって何もかも安心して任せてしまうのは危機管理力が足りないかも。
ただ、リアルに知っている間柄なら、mixi,twitter,Facebookにメールアドレスなどなど複数の連絡手段を知っている事が多いですが、ソーシャルメディア上で知り合った場合、人によってはひとつのサービス上での連絡手段しか分からない場合もあるし、あえてあまり個人情報を明かさないようにしている場合は、いろんな連絡手段を公開して、と要求するのも困るでしょう…。
このあたり、ひとつのサービスだけには頼りすぎず、利用者それぞれが望むレベルのプライバシーも保たれる、うまいネットワークやサービスの利用の仕方が発達してくるのかなぁ、なんてことを考えました。

【そめトーク】

そめトークは、前回のブログでお伝えした浅草九重さんの取材のVTRを見ながら、今後大幅に増えることが予想される中国人観光客向けのPR策について考えました。

浅草九重の女将の小林さんにはTwitterで参加してもらい、今回はさらに田中さんのお友達の安藤さんにスタジオに来てもらいました。

安藤さんは北京に中国語を勉強しに行ってそのまま現地で職を得て何年か働き、最近は日本に戻ってきて中国関連の仕事をしているという、いわば今回のテーマにおいては救世主的な方。

突然お誘いしたにもかかわらず、中国人の考え方や習慣をよく知る立場から、ほんとうに様々なアドバイスをもらうことができました。

例えば、中国では「ドラえもん」の好物としてどら焼きはとてもポピュラーである、とか中国の人たちは日本の桜を観たいと思っているひとが多いとか、健康食にとても興味があるとか、"九 "というのは縁起の良い数字なので「浅草九重」という名前は印象が良いだろうとか、もう色々!

「揚げまんじゅう」といっても伝わらないものが「どら焼きのように中にあんこが入っていて、さらに揚げたもの」といえば分かるのではとか、桜の季節はお店の前が格好の撮影スポットで、それをアピールしない手はないんじゃない、桜の葉を使ったお菓子があるということは中国では知られていないので、桜の季節以外でも受けるんじゃないかとか、気づきが色々ありました!

なんでこんなに中国からの旅行者にフォーカスを当てているかというと、10月に中国から1万人規模の社員旅行の人たちが日本に来るそうなんです。
詳しいルートは分かりませんが、少なくとも一部は浅草にも来るはず。そのときにうまく浅草九重で買い物していただいて、揚げまんじゅうの良さに気づいてもらい、他の人に口コミしてもらえたらすごいよね!という話になったのです。

そめけん!のメンバーでこの好機に何が出来る?ということを考えて、できることがあれば浅草九重さんのお手伝いをしたいな、と考えています。
何か進展したら、また番組やTwitterでご報告しますね。

<次回放送>

次回は特別編で、イベント「ソーシャルアプリナイト」の中継をする予定です。

8月31日(火)の多分19時頃から21時頃までになりそうです。

「そめけん! 公式サイト」で中継ページで御覧ください。

★『そめけん!』を放送しているソーシャルメディア研究会のtwitterアカウントが出来ました。
 番組の予告などもしていきますので、ぜひフォローしてください。
 http://twitter.com/_someken/

ご意見、ご質問は Twitter のハッシュタグは #someken で!

2010/08/18

浅草に取材に行きました(そめけん!)

8月3日(火)の『そめけん!』でお伝えしたのですが、浅草寺の仲見世商店街にある「浅草九重」という揚げまんじゅう屋さんのソーシャルメディア活用への取り組みを一緒に考えていくことになりまして、昨日は実際にお店を見てみよう!ということで取材に行きました。

Kaminarimon 

きっと暑いに違いないので、午前中のうちに済ませよう、という作戦だったのですが、昨日は東京練馬区で38.2度とか、本当に猛暑日だったみたいですね…。

9時半集合だったのですが、その時点で仲見世商店街は結構人出があってびっくりしました。
考えて見れば、私も旅行に行ったときはホテルで寝てるのはもったいないから、朝早くから行動するもんなぁ…。
中国系の人が多く、欧米の方も割といらっしゃる印象でした。

Camera
取材はこんな感じで、大きなカメラで収録しましたよ。(超監督、重たい荷物持参でおつかれさまでした!)

ご存じない方が多いと思いますが、このあたりで取材するには浅草寺と仲見世商店街とそれぞれに事前申請が必要でした。
当日それぞれの事務所に行って、腕章を受け取り、それを付けての取材になります。

取材は、店頭で改めてお店やおまんじゅうのメニューの紹介などした後、お店の裏にも入れてもらいました。

Inside

この後、おまんじゅうを揚げる体験もさせてもらいました。
私が揚げたおまんじゅうが店頭に並んで売られることになり、びっくり!
おまんじゅうに上の写真にある衣を付け、油に入れて網でひっくり返しながらよーく揚げ、取り出す、という手順ですが、ひっくり返すのが難しかったです(熱々の油が怖くてへっぴり腰に…)。
優しく指導してくださった大女将さん、ありがとうございました。

こんなに暑いのに揚げまんじゅ売れるのかしら…、と心配してましたが、どっこい朝から結構売れてましたよ。
その場で食べる場合は小さい紙につつんだものを手渡しで受け取り、すぐ頬張るのですが、出来立てはやっぱりおいしいです^^

詳しくは来週8月24日(火)の『そめけん!』でお見せできると思います。
お楽しみに〜。

『そめけん!』公式サイト

2010/08/05

『そめけん!』8月3日第17回放送

『そめけん!』は今回から新しい取り組みを始めました。詳しくは下の「そめトーク」についての記録をご覧ください。

アーカイブはこちら(冒頭部分は音が入ってませんが、1分3秒あたりから音が出ます)。

【そめニュース】

そめニュースは2つのニュースを取り上げました。

ひとつはこちら。
長岡花火のUSTREAMが世界で一番の視聴者数をたたき出した日

新潟県は長岡の花火大会をFMながおかが解説付きで2日間連続で中継していて、1日目に瞬間最大視聴者数が約3,700人でこれが世界記録なのだそうです。
このとき私もUstreamで見てましたが、パソコンの小さい画面の中にさらに小さく映っている花火に、なんでこんなに?と思うほど引きこまれてしまいました。
当然、現地で間近に見る感動にはかなわないのだと思うのですが、詳しい解説を聞きながら、ものすごいスピードで流れるタイムラインにネット上の一体感を感じながら鑑賞する花火もなかなかのものです。
1日目にこれだけ話題になったので、2日目はさらに記録を伸ばしたんじゃないかな?(『そめけん!』の放送とかぶってたので私は見られませんでしたがw)

もうひとつのニュースはこちら。
Twitterは「リーダー型男性」、mixiは「リーダー型女性」、ニコニコ動画は「内向型の男性」が多く集結 企業のマーケティング利用では、日本コカ・コーラ、角川グループパブリッシングが一歩先行

これ、じっくり読んでみるとなかなかおもしろいですよ。
ソーシャルメディアといってもTwitterだけじゃない。企業アカウントを持つにしても、ターゲットによってどのメディア・プラットフォームにしかけていくかよく考えるべきだなぁ、と改めて思いました。
番組の中では、Cookpadのかなり熱心な投稿者だったという田中さんの過去があきらかに。投稿はするけど自分自身は料理するときにレシピは見ない派だそうです。
私はまったくの逆で、いっつもCookpadのお世話になってますが、投稿は1回もしたこと無いしこれからもしないと思う。
1人の人間の中でも、メディアによって熱心な投稿者であったり、ROMの人であったりするわけですね。

【そめトーク】

冒頭に「新しい取り組み」と書きましたが、今回より浅草寺の参道にお店を構えるあげまんじゅう屋の「浅草九重」(@asakusakokonoe)の女将さんと『そめけん!』とで、お店のソーシャルメディア活用に一緒に挑戦していくことになりました。

昨日は1回目ということで、女将の小林さんからお店の紹介をしていただき、またお土産に持ってきていただいたあげまんじゅう7種類を試食させてもらいました。
美味しかった! でもやってみてわかりましたが、食べながら番組の進行するのはちょっと難しいですね(^^;

「浅草九重」さんは女将の小林さんとその旦那さん、そしてご両親でやっている家族経営のお店。他におまんじゅうを揚げたり店頭に立ったりする従業員の方が8名ほどいらっしゃるそうです。
小林さんは女将という立場に加え、企業で言うとネットマーケティング担当という感じでしょうか。お店のホームページを作ったり、TwitterやFacebook、Youtubeを使ってお店のPRに挑戦されたりしているとのこと。
でも、ソーシャルメディアに関してはうまく使いこなせているか分からない、運用負荷の分散やよりお客さんとのコミュニケーションを円滑にするためにも小林さん以外の従業員の方にもソーシャルメディアを使えるようになって欲しい、といった課題を感じているそうです。

この、ソーシャルメディアをお店全体で利用できる体制に!というのはとっても重要なポイントだと思います。
お店のアカウントを作って、その「中の人」として小林さんが頑張ってたくさんファンができたとしても、そのファンとのコミュニケーションをお店としてできなければかなりもったいないです。特に、お客さんと直接やり取りする店員さんがそういったファンの存在を知っていなければ…。
とは言え、お店全体として取り組んでいくにはネット文化をほとんどご存じないと思われる大女将さんを始めとする皆さんの理解を得る必要があり、それは今すぐには難しいことなんでは…、というのが今の小林さんの印象みたい。

お店としてソーシャルメディアを活用してもしなくても、すでにネット上ではあげまんじゅうについてつぶやいている人がいたり、あげまんじゅうに限らず「浅草」や「浅草寺」となれば本当にいろんなことが語られていて、そこに商売のヒントもきっとあるはず。
とりあえずはそういった状況について大女将さんや従業員の方に知ってもらって、ソーシャルメディア活用に取り組むのは意義のあることだ、という納得を得ることから初めてはどうだろうか、という話になりました。

実際番組後に、Facebookには香港の人達による「日本中毒者」のページ(要は日本を旅行するのが大好きな人達の掲示板)があり、そこに正に「浅草九重」のあげまんじゅうを食べた、という書き込みがあるのを発見しました!
海外からの旅行者の6割がウェブで情報収集という調査結果もあるくらいですから、海外から日本に来る人達がよく見るウェブサイトやコミュニティに「浅草九重」の情報があれば、すごく効果があがるんじゃないかなぁ…。

というわけで、とりあえずはネット上であげまんじゅうや浅草について語られているところを探してみよう!というとろまで決め、番組はお開きに。
材料がある程度そろったら、『そめけん!』も協力してお店の皆さんへソーシャルメディア講座とかできたらいいなぁ、なんて考えてます。
このプロジェクト、次回以降少し腰をすえて続けて良く予定です。

<次回放送>

 8月10日(火)、17日(火)は夏休みということで放送はお休みです。

 次回は8月24日(火)21時から約1時間

「そめけん! 公式サイト」で中継ページで御覧ください。
ご意見、ご質問は 
Twitter のハッシュタグは #someken で!

Tweet

follow yatun on twitter

Powerd by TypePad. | Designed by Eri Yatsuzuka.