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8 posts from 2010年7 月

2010/07/29

『そめけん!』7月27日第16回放送

今週の『そめけん!』についてのメモです。

アーカイブはこちらです。

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【そめニュース】

一つめは、「英国王室、写真共有サービスFlickrに公式アカウント - ITmedia Newsを取り上げました。
突然「英国王室」?という感じですが、このニュースを見てFlickrより前にもうYouTubeやTwitterの公式アカウントがある、ということに結構驚いたもので…。

それと、田中さんが参加したTweetup Japan 2010 Summerのこと、その後突然始まったプロジェクトZ(Facebookの創業者・Mark Zuckerberg氏を囲んでMeetupを開催するぜ、というプロジェクト)についてご紹介しました。

Tweetup Japanは2008年にやったときは参加者40人、今回は500人と急成長だそうです。確かに、日本でこんなにTwitterが盛り上がったのはつい最近ですものね。

そしてプロジェクトZなんですが、Twitterで田中さんの「ついさっき、Zuckerbergを東京に呼ぶプロジェクトをひとりで勝手に始めましたw」というつぶやきを見たときは驚きましたよ。
なにかコネがあるのかしら?と思ったら、全然ないみたいで、Facebookで名前で検索したら複数出てきてどれだか分からなかったので、とりあえずFacebookの中のFacebook Japanの公式ファンページに「日本に起いただけないか」という書き込みをすることから始めたとのこと。

マーク・ザッカーバーグ氏といえば、最年少(25歳)で今年の世界長者番付にのった人(推定資産40億ドル)。最近ではFacebookの立ち上げのドラマが「The Social Network」という映画になったりして、ますます時の人。そんな人を呼ぶプロジェクトをひとりで始めるなんて無謀な…、と思ったのですが、さすがソーシャルメディアの時代、上記のFacebookへの書き込みには少しずつ賛同者が集まり始めていて、本当に呼ぶためにはどうしたらいいか?という建設的な意見が出てきたり、田中さんの書き込みを英語、中国語、タイ語、ポルトガル語、オランダ語に訳してくれる人が現れたり、こんなプロジェクトがひっそり立ち上がったことを意外と多くの人が気にとめてくれる状態になりそうです。
田中さんがこのプロジェクトの経緯を書いているページも面白いです(ずーっと続いたら、これがノンフィクションのドラマになったりしてw)。

☆☆

【そめトーク】

今回のそめトークは、特にアップルファンならおなじみのジャーナリスト林信行さんにおこしいただきました。

アップル製品だけではなく、海外のIT事情にもお詳しいということで、ソーシャルメディアに関する最新事例や、日本とアメリカの違いなどもお伺いしたい、という風に事前に伝えてました。

とはいえ、何でも知ってそうな林さんに何をどのように質問したら良いだろう、と迷ってしまって、実はいつになく緊張していた私…。
でも、そんな緊張もすぐに吹き飛びました。なぜなら、あまり質問しなくても林さんが次から次に面白い話をしてくださるので(^^)
話に引き込まれている間に、あっという間に時間が過ぎていきました。

当日、たまたまYahoo! JapanがGoogleの検索エンジンの採用を発表したことが話題になりましたが、ソーシャルメディアの時代には情報を得る方法として「検索」という手段の重要性が相対的に下がっていくということが実感できます。
そんな時代情報を得る際に重要になるのは「時間軸、親密軸、空間軸」だというのが林さんの持論。
特に、これからもっと盛り上がると思われるのが「空間軸」ということで、位置情報を利用する「Gowalla」や、旅行の予定をひとつにまとめてくれてフライト時間や出発ゲートの情報も表示してくれる「Tripit」というサービスなど、まだ日本ではあまり知られていないサービスをとても魅力的に紹介してもらいました。

さすが林さん、話しながら持参のiPadで次々に実際のアプリなどを見せてくださって、ついつい私もiPadが欲しい!なんて思ってしまいました。
特に、iPadならではのTwitterクライアントFlipboardは、おしゃれな雑誌のようにきれいなレイアウトで、しかも見やすい。これがあれば暇つぶしに雑誌を買う、なんてことは全然必要ないのでは?と思いました。

他にも魅力的な話がいっぱいで、ぜひこれはUstreamのアーカイブを見ていただければと思います。

<次 回放送>
 8月3日(火)21時から約1時間

ゲストは現在調整中です。

「そめけん! 公式サイト」で中継ページで御覧ください。
ご意見、ご質問は 
Twitter のハッシュタグは #someken で!


2010/07/21

『そめけん!』7月20日第15回放送

昨日の『そめけん!』は久しぶりにイケダハヤトさんのコーナーがあり、先週に引き続きロボットのPaPeRoも登場、ということで盛りだくさんの内容でした。

Ustreamのアーカイブはこちらです。

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【そめニュース】

Ustream中継をしながら富士山に登っているJoseph Tameさんを紹介しました。
昨日登り始め、今朝ご来光をみることができたようです。(ご来光の写真

Josephさんのことは6月30日に参加したSocial Media Day Tokyoで知ったのですが、前回の東京マラソンでiPhoneでUstream中継しながら走ったことで一躍有名になった、すごく元気で楽しいイギリス人の方です(Josephさんのサイト)。

今回はiPhoneではなくCerevocamを頭に載せての富士山登頂だったようです。
このブログを書いている今現在は、こちらで下山している様子の中継が見られます。
東京マラソンも富士山もハードだと思いますが、これからも何かやってくれそうで、期待しちゃいます!

☆☆

【海外のそめ】

イケダハヤトさんには、Meetup Everywhereというサービスを紹介してもらいました。
いわゆるひとつのテーマを決めた「オフ会」をいろんな場所で開催するときに活用できるツールです。
上に出てくるSocial Media Dayのときが良い例で、Mashableが6月30日にSocial Media Dayを記念して世界中でmeet upをやろうと呼びかけ、各地で開催されるイベントをこのMeetup Everywhereに登録をするように促していました。
そのページを見ると、この呼びかけに応じて開催されるmeet upが地図上に示され、このページから自分の近くで行われるmeet up に参加表明をすることもできます(FacebookのIDで登録します)。

http://www.meetup.com/Mashable/

イケダさんによれば、ソーシャルメディアでできたつながりはネット上だけではなく実際に会って話をしたくなることが多く、実際ご自分でも朝にちょっとしたmeet up を呼びかけたりしているそう。
これからもっともっと、ネット上でのつながりがリアルな生活に影響を及ぼす時代が来る予感がしますね。それに伴って色々課題がありそうなので、そちらも気になります。

それともう一つイケダさんからは、Facebookに作られたコミュニティSocial Web Inovatorsを紹介してもらいました。
ソーシャルウェブが拓く未来について、語り合う「場」』ということで、日本国内を中心に、ソーシャルメディアに対する感度が高い人達が集まっているという印象があります。
未来について語り合い、また何かチャレンジを始めるときに相談したり応援したり出来る場になるといいですね!

☆☆

【そめトーク】

先週に続き、NECの茂木さんとコミュニケーションロボットPaPeRoを迎えて、PaPeRoの新しい活用方法についてお話しました。

事前の宿題として、田中さんと私はそれぞれアイデアを100個、考えてきました。
それと茂木さんや「そめけん!」を見てくださった方がTwitterで投稿してくださったアイデアを加えて212個がこれ!(見えないですよね…。一応クリックしたら大きい画像になりますが、1.2MBあります。)
Paperoidea_2

この200を超えるアイデアを、利用シーンや用途などで分類したのがこちらです。(クリックで大きい画像が見られます。こちらは軽いです)
Paperoidea_1 

これを見ながら、どんなアイデアがヒットだったか、実際にできそうなのはどんなものか、など話し合っていたのですが、その間にもTwitterで色々つっこみや新しいアイデアをいただけて、すごく楽しかったです。

100個考えるのはなかなか大変で、中には無理やりひねり出した感のあるものもありますが、普通にパソコンや携帯でできるようなことだって、「PaPeRoだからこそいい」というところがあればやって欲しいですよね。

トークの中で出てきた、「人間のコミュニケーションを媒介する役割」や、ちょっと難しいことや嫌なことも相手がPaPeRoならできるという「入り口としてのPaPeRo」というあたりを追求していくといいんじゃないか、と思いました。

個人的には、PaPeRoと出会ったことで、ロボットのいる日常って実はそう遠くないんじゃないかと思えたことが収穫でした。今の生活も十分便利で豊かだけど、ロボットというオプションが増えるともっともっと生活の「便利」や「楽しい」を増やせるかもしれない、と思いました。

これからも機会を見つけてPaPeRoと『そめけん!』とのコラボをしたいということでNECさんにも快諾いただきましたので、ぜひPaPeRoと触れ合えるmeet up なんかやりたいです。

<次 回放送>
 7月27日(火)21時から約1時間

ゲストにジャーナリストの林信行さんをおむかえします。
そう、iPhoneやiPadの最新のニュースをいち早くレポートしたり、海外の最新IT事情にも強いジャーナリストとして今メディアでも引っ張りだこのnobiさんです。
主に企業のソーシャルメディア活用の最新動向などに付いてお聞きしたいと思っていますが、それ以外のテーマでも、質問があればTwitterでどうぞ!

林さんのブログ nobi.com

林さんのTwitter @nobi

「そめけん! 公式サイト」で中継ページで御覧ください。
ご意見、ご質問は 
Twitter のハッシュタグは #someken で!

2010/07/18

コミュニケーションロボット PaPeRoの活用アイデア 100本ノック

というわけで、先週の『そめけん!』の宿題で、PaPeRoのソーシャルメディア的活用アイデア100個、考えてみます!

ソーシャルメディア的じゃないのもあるけど、プライバシーに関わること以外、だいたいのものはソーシャルメディアで共有しちゃえばよいのでは…、なんて思ってます。
また、別途考えている田中さん茂木さんとかぶるかもしれないですが、それは仕方なしということで。

  1. 街頭インタビュー
    道ゆく人に話しかけて質問し、その反応や答えを録画や放送。
  2. イベントや展覧会の出口アンケート
    帰ろうとするお客さんをつかまえて感想を聞き、録画。結果を集計して速報をtweetしたり。
  3. イベントレポート
    会場を歩き回って様子を中継。混み具合が分かるよ!
  4. グループインタビューの進行役
    遠隔操作で質問をする。
  5. 2台で通信1
    恋人同士が相手のパペロの体を光らせることで気持ちを伝える。
  6. 2台で通信2
    離れて住む家族の様子を教えてくれる。「今帰って来たみたい」「寝たみたい」
  7. リマインダー
    「○月○日の○時に××と言って」と頼んでおいたらリマインドしてくれる。
  8. 目覚ましロボ
    立ち上がったところを見せるまで起こし続ける。どうしても起きなかったら誰か(家族とか)に電話する。
  9. ばずったーや急上昇ワードを読み上げて今の話題を教えてくれる。
  10. アイデアメーカー
    過去に話しかけた言葉をミックスしてなんか斬新な提案してくれる。
  11. 番犬ならぬ番ロボ
    顔認識で誰が来たか教える。知らない人なら「誰?」と聞いたりセールスを断ったり。
  12. Ustで何かが配信開始したら教えてくれる
    「そめけん!始まったみたい」
  13. メールの着信を知らせる
    読んで!と頼むと本文を読む。音声認識で返信もできる
  14. 家族の成長記録
    毎日家族ひとりひとりの写真を撮って、ネット上のアルバムにアップロード。
  15. 遠隔地の社会科見学
    小学校から工場などにPaPeRoを送り込み、PaPeRoが見学して中継する。子どもたちはPaPeRo経由で質問をする。
  16. サーバー監視員
    トラフィックや利用率など、異常を検知したら「大変!大変!」と言いながら担当者に知らせに来る。
  17. ソーシャル目覚まし・リマインダー
    「●分後に起こして!ハッシュタグは#×××」「禁煙の応援して!ハッシュタグは #◯◯◯」とTweetして、親切なフォロワーからリプライがあったらPaPeRoが読み上げる。
  18. ソーシャルグラフを分析してリコメンド
    Twitterやmixi、Face bookのタイムラインを分析して、フォロワー(マイミク・フレンド)の中で今話題になっていることを教えてくれる(イベントやテレビ番組を見逃さない!)。
  19. ヒッチハイカー
    運転手から運転手に手渡されてどこまでも旅するPaPeRo。旅の様子をUstreamで中継。
  20. 子どもや高齢者の送り迎え
    塾の行き帰りなどに着いて行く。異変が起きたら保護者に連絡。現場の様子を録音・録画(サーバーにアップロード)。
  21. 顔出しできない人の代わりにセミナーや番組に出演
    企業の担当者などがPaPeRoを遠隔操作して講演したり、Ustreamに出たりする。つまりアバター。
  22. 語学トレーナー
    毎日新しい単語やフレーズを教えてくれる。「今日は"live one"s life"。積極的に生きるって意味だよ。例文は…。」
    音声認識で、うまく発音できていたら返事をしてくれる。
  23. 乗換案内
    出発地、到着地、時間などを教えると経路や家を出る時間を教えてくれる。家を出る時間が近づいたら教えてくれる。
  24. 交通情報
    いつも利用している交通機関の遅延が発生していたら教えてくれる。
  25. 天気予報
    出かけるときに「どこ行くの?」と聞いてくるので場所を答えると、「だったら傘を持っていったほうがいいよ」など教えてくれる。
  26. 子どもの見守り
    留守番中の子どもの様子を録画。動きがない、見当たらないなど異変があったら保護者に連絡する。
    (大きい子の場合)子どもが出かけるときは「どこ行くの?」と聞いて答えを録音する。「◯時までに帰って来てね」など声をかける。
  27. 動くモニター
    PaPeRoが背負える形のモニターを作る。PaPeRoに接続してカメラで撮っている映像や、PaPeRoが検索した情報などを表示。
  28. コンビニ店員
    店の中をぐるぐる回りながら、お客さんの手助け(困っている人がいたら、店員を呼びに行く)。万引き防止にも。
  29. 鼻歌ジュークボックス
    お客さんのリクエストに答えていろんなメロディを歌う。著作権上CD音源を流すのがダメだけど歌ったり演奏したりは可、という場合などに便利。
  30. "人力"ならぬ"ロボ&人力"検索
    PaPeRoを介したQ&Aコミュニティサイトを作る。PaPeRoに質問すると、PaPeRoがそのサイトに質問をアップする(「ご主人の◯◯さんからこんなこと聞かれたよ…。」)。→答えが投稿されたら質問者に教えてくれる。
  31. 簡単日記
    「今日は何したの?」「嬉しかったことは?」など、PaPeRoの質問に答えていくと自動的に日記ができる。ブログに反映も。
  32. 試験勉強の応援
    机で勉強している姿を見ているPaPeRo。机から離れてしばらくもどってこなかったり、ベットに横になったりすると「勉強もう終わり? ばっちり自信あり?」とか聞いてくる。
  33. 睡眠の分析
    目覚ましPaPeRoの発展版。寝た時間、起きた時間、起こし始めてから起きるまでにかかった時間とそのときのアラーム音などを記録し、調度良い睡眠時間や最適なアラーム音を分析してリコメンド。
  34. 筋トレ応援
    映像を認識して、腹筋や腕立て伏せの回数を数えながら応援してくれる。今日の回数をTweetしたりする。
  35. PaPeRo劇団
    何台ものPaPeRoを舞台に乗せて、遠隔操作でドラマを演じさせる。カメラを使えば、演者の視線を体験しながら操作者もいろんな場所から操作可能。
  36. 会議のタイムキーバー
    会議に同席し、「あと15分だよ」などと時間を知らせるとともに、「今日の会議の目的は"◯◯◯のスケジュールと担当者を決める"だったよね〜」などとつぶやいて緩くファシリテートする。
  37. 新入りさんの名前覚えヘルパー
    職場などでみんなの顔を覚え、みんなにまんべんなく「◯◯さん、元気〜?」と名前を呼びかけて話かける。→これにより、新入りさんもさりげなくみんなの顔を名前を覚えられる。
  38. 座右の銘を唱える
    自分が気に入った言葉、ヤル気が出る言葉などを特定のハッシュタグ付きでTweetしておくと、PaPeRoがときどき思い出したようにその言葉を言ってくれる。
  39. プロジェクトマネージャー補佐(朝のミーティング担当)
    プロジェクトメンバーの間を回って、仕事の進捗状況や今日の予定などをインタビューしてくる。(「今手が離せないから後で」と言われたら後でまた聞きに行く)
  40. ToDo管理
    「◯◯が終わったよ」と話しかけると「次は■■やったら? 締切りは明日だよ」などと教えてくれる。
    事前にToDo項目の登録が必要。登録していなかったら、「今日は何やるの?」と聞いて登録を促す。
  41. インスタントメッセージの代理返答
    IMやスカイプの着信があったときに「今忙しいみたい」など代わりに答える。相手の緊急度を確認し、
    「◯◯さんから急ぎの連絡みたいだよ」などと教えてくれる。
  42. リアルタイム天気
    Twitterので「雨」という言葉が増えてきたら教えてくれる。洗濯物を干しているときに。
  43. 目標達成応援
    毎朝「おはよう! 今日は◯◯を始めてから10日目だね!」など声をかける。Twitterに「◯◯を始めて10日目、応援メッセージよろしく〜」など勝手に投稿し、応援メッセージが来らそれを読み上げる。
  44. アイドルの密着レポート
    アイドルと一緒に生活し、PaPeRoに話しかけるアイドルの画像や映像を流したり、ファンからの質問を伝えたりする。
  45. 人気レストランの店員
    店の入口で行列している人に注文を聞いてまわる。オススメメニューや売り切れているメニューを伝える(ネット上にもアップ)。退屈している人の話相手をする。
  46. 電話(スカイプ)
    「◯◯さんに電話して」と言うとつないでくれる。パペロに向かって相手と話す。
  47. 計算機
    「 544 + 1280 + 500 + 2678 + 298 は?」などと聞くと答えを教えてくれる。(家計簿を付けるときとかに便利?)
  48. なぜを5回くり変えす
    解決したい課題を語りかけると、「それはどうして?」と何回も聞いてきて、会話している間に根本原因にたどりつく手助けをする。
  49. ニュースヘッドライン
    今日のニュースのヘッドラインを読み上げる。気になるニュースの時は「もっと詳しく!」と頼むと本文も読んでくれる。(日経のWeb刊とコラボとか)
    「詳しく!」の履歴を分析して、自分でオススメニュースを探してくれたりする。
  50. PaPeRoコミュニティ
    PaPeRoの持ち主同士のゆるいコミュニティ。誰かがPaPeRoに向かって話した言葉を、別のPaPeRoがつぶやいてみたり。
  51. 試験勉強の応援2
    学んだキーワードなどをPaPeRoに説明(またはWebから登録)。その後ランダムに「ねぇねぇ、◯◯の法則を説明できる?」などと聞いてくる。答えも教えてくれる。
  52. ネットオークションの落札手伝い
    チェックした商品の入札状況を教えてくれたり、残り時間をリマインドしてくれる。
  53. 音楽プレーヤー
    聞きたい音楽を鼻歌で歌うと、その曲を再生してくれる。
  54. あとを付いてくるラジオ
    ラジオや音楽の再生。家事をしているときなど、家の中を動きまわっても付いてくるので便利。家ではイヤフォンとかしたくない場合に。
  55. 施設案内
    例えば大学の研究棟の入り口にいて、「◯◯研究室」と言うとその研究室まで先導してくれる。
  56. 施設案内2
    目の見えない人を案内。PaPeRoが一歩先に立って、音を出しながら移動。「右に曲がるよ」など声で案内。
  57. 社員や学生のカウンセラー
    定期的にPaPeRoとお話することで、その人が元気な状態かどうかを診断する。心配な状態だったら産業医にバトンタッチ。
  58. 台本読み合わせ
    役者さんがセリフを覚えるときに、相手役をしてくれる。
  59. 美術館や博物館のガイド
    PaPeRoが館内をうろうろしていて、お客さんが呼び止めて「この作品について教えて」と言うと、作品の解説をしてくれる。撮影禁止のところで写真を撮ったら注意する(遠隔操作で言わせる)など、監視の役割も果たす。
  60. あえて空気を読まないロボ
    家族の食事の時、なんだかシーンとしていたり言い争いをしている様子(一定以上の声の音量とか)だったら急に歌い出したりダジャレを言ったりする。
  61. PaPeRoコミュニティでマーケティング調査
    企業がPaPeRoの持ち主に対してPaPeRo経由でアンケートを取ることができる。
  62. 家族のコミュニケーション促進
    家族同士がPaPeRoに一緒に話しかける機会が少ないと、PaPeRoが気を聞かせて「最近一緒に過ごす時間が少ないみたい?」「何か伝言しようか?」と聞いてくる。
  63. 料理の手助け
    あらかじめ決めたレシピに従って、
    (私)「ナスを切ったら次はどうするの?」
    (PaPeRo)「次は酢を大さじ4杯、醤油を大さじ4杯、しょうがのすりおろしを適量混ぜるんだよ」
    (私)「え?酢は何倍かもう一度教えて?」
    みたいな会話ができる。
  64. プレゼン・スピーチの練習相手
    開始の掛け声と、終了までの時間測定をしてくれる。しゃべっている様子を撮影してくれる。また「えー」「あのー」などの口癖を見つけて指摘してくれる。
  65. 赤ちゃんの見守り
    泣き出したら赤ちゃんが泣き止む音楽を流す。それでも泣き止まなければ親を呼びに行く。
  66. 笑わせてくれる
    落ち込んでいる時などに「面白いこと言って」と頼むとダジャレなどを言う。ダジャレは日々、ネット上から新作を収集。
  67. 家族の口癖分析
    日々の家族の会話を聞いて、それぞれの口癖を指摘。
    お母さんは普段ガミガミと怒り過ぎだな、とか反省したりする。
  68. 読書感想文ヘルパー
    読書感想文を書く手伝いをする。「主人公のことは好き?」「どこで驚いた?」「キミもそういう体験したことある?」など、感想文を書くための言葉を引き出してくれる。
  69. ロボットと話せるバー
    カウンターにPaPeRoが座っていて、やり取りを楽しみながら飲める。オススメのお酒なども教えてくれる。お客さんの許可が出れば、PaPeRoの視点でUstream中継。
  70. 新幹線や飛行機内の子守
    長旅の間子どもの相手をしてくれる。
  71. 記念日メーカー
    「29.簡単日記」と連動。「初めて◯◯と知り合った日」などちょっとしたことでもPaPeRoが勝手に記念日として登録し、1年後に「今日は◯◯と知り合った記念日だよ」と教えてくれる。
  72. メイドロボ・執事ロボ
    「旦那様」や「お嬢様」などそれっぽい語彙で話す。それっぽい語彙はネット上でみんなで登録して増やしていく。(妹ロボなど応用も可)
  73. 楽器
    タッチセンサーを使って、触る場所によって異なる音を出し、叩いてリズムを取れるようにする。何人かでいろんなところを触ってリズミカルなフレーズを作り、それをネット上で共有できるようにする。
  74. 「壁の花」撲滅ロボ
    パーティのときに予め参加者の顔やプロフィールを覚えておき、一人ぼっちの人を見つけたら勝手に誰かに「あの人の名前は◯◯で、趣味は■■だよ」などと紹介する。共通の趣味をもつ人同士を会わせたりするとGood。
  75. 言いたいことが言いやすい社内会議
    エラい人が参加していると自由な意見を言い難い、というときに。
    エラい人はその場にはおらず、PaPeRoが参加。PaPeRoを通して会議の様子を見たり会話に参加したりするが、表情や態度が見えないし、遠隔操作をしているため話している人の言葉を遮ることもしにくいので、会議の参加者はエライ人の顔色をうかがうことなく活発に議論しやすい。
  76. GTDの対話的サポート
    PaPeRoと対話をしながらGTDのプロセスを実践できる。
    ・やるべきことのリストアップ。→これはPaPeRoに話しかけて登録(難しければWebで入力)
    ・PaPeRoがリストを読み上げ、ひとつずつ「これはやる?」「今すぐやる?」などと質問して分類していく。
  77. 夏休みのラジオ体操
    PaPeRoからラジオを流す。参加スタンプを押す代わりに顔認識で出席確認。そのときに「ケン君、毎日来てくれてるね」などの声を掛ける。
    子ども達はPaPeRoに会いたくて積極的に参加!
  78. 顔パス機能
    WebサービスなどのID・PWと顔を登録して、PaPeRoに顔を見せればログインできる。
  79. 試験監督
    試験会場をぐるぐる歩き回る。低い位置からカメラ撮影するのでカンニングしにくい?
  80. 認知症予防
    老人ホームなどで毎日お年寄りを訪問しておしゃべりしたり、タッチセンサーを使ってリズムに合わせて身体を触るゲームなどをし、認知症予防に協力。お年寄りの反応がよくない場合は管理者に報告する。
  81. メッセージビデオ制作
    結婚式やイベント会場等で、参加者の間を回ってメッセージを言ってもらい、その様子を撮影。
  82. 本屋さんの案内
    欲しい本のタイトルや著者名を言うと、その本がある場所に誘導してくれる。
    問い合わせの多い本ランキングなどを発表。
  83. 最適BGM機能
    「今何してるの?」「リラックスできる音楽流そうか?」といった感じで、自主的に状況を効き出してそのシーンにふさわしいBGMを流してくれる。
    各シーンにふさわしいBGMのリストや音源はWeb上のコミュニティでユーザー同士がアップデートしていく。
  84. 我が家のファッションスナップ
    毎日出かけるときに玄関で全身を撮影してから「いってらっしゃい」と送り出してくれる。着るものに迷ったときは今までの写真を眺めたり、ダイエットの励みにしたり。
    自信がある人は毎日Web上にアップしても。
  85. 歯医者で子守
    歯医者の待合室で子どもと遊ぶ。歯医者は嫌だけどPaPeRoに会いたくて来る子ども。
  86. 目標達成のための計画サポート
    達成したい目標をPaPeRoに言うと、「そのためにいつまでに何をするの?」を細かくしつこく聞いて、計画を立てる手伝いをしてくれる。
    できあがった計画は記憶して日々リマインドしてくれる。
  87. TwitterのDMやメール着信お知らせ
    DMやメールが届いたらPaPeRoの身体が光る。「誰から?」と聞くと教えてくれる。さらに「内容は?」と聞くと本文を読んでくれる。(忙しいのでメール処理は後回しにしたいけど、急ぎの用件かどうかが気になるときに)
  88. アフターサポートロボット
    パソコンなどを買ったら期間限定でPaPeRoが付いてきて、初期設定や基本的な使い方などのナビゲーションをしてくれる。トラブル時はPaPeRo経由でサポートセンターにつないでやり取りすることができる。
  89. 運動会・文化祭の記録
    学校のイベント時に、校内のいろんな場所にPaPeRoを配置。プログラムを案内したり、参加者へのインタビュー、記念撮影などをする。
  90. ロボットが鍵になるARG
    街中に隠れているPaPeRoを探し出し、PaPeRoヒントをもらいながら謎を解く。嘘を教える「ブラックパペロ」が混じっていたり…。
  91. テニスの審判
    PaPeRoを審判台に座らせて、人間の審判は涼しいところからPaPeRoの目を通してゲームを観る。ジャッジやカウントは人間の審判が遠隔操作でPaPeRoに言わせる。(テニス好きに怒られそう…)
  92. 来客時、スマートに飲み物を注文
    「アイスコーヒーを4つ」などを表すマークをPaPeRoに見せると、PaPeRoがドリンクのオーダーをしてくれる。
    接客を中断せずにスマートにオーダー。
  93. 今日のわんこをtweet
    飼い犬の写真を毎日撮ってtweet
  94. 2台で通信3
    祖父母の家と孫達の家に1台ずつ置いて、会話の中に互いの名前や「おじいちゃん」「おばあちゃん」というキーワードがあったら、相手の家に置いてあるPaPeRoがそっと光る。
    自分たちのことを話題にしてくれているんだな、ということが分かる。
  95. PaPeRo's ブートキャンプ
    パペロの音楽に合わせてエクササイズ。エクササイズ中、PaPeRoが叱咤激励してくれるので頑張れる。
  96. 先生がお休みの時の代理授業
    教科書の単元ごとのクイズなどを登録しておいて、これまでの授業の復習などをする。
  97. Twitterの盛り上がりを伝える
    タイムラインの更新状況に応じてPaPeRoの身体が光る。(流れが早い時はいっぱい光る)
  98. ものまね
    普段話しかけている言葉を分析して、その人が言いそうなことを言ったり、勝手にtweetしたりする。
  99. 育つロボット
    話しかける頻度や内容、Twitterでリプライをもらった数などでPaPeRoのポイントがアップする(→ポジティブなことを良く喋る)。話しかけずに放っておいたりすると、元気がなくなり恨みごとを言うようになる。
  100. 細かな記録を表彰
    野球の各種記録のように、何かにつけて回数を数え、切りの良い数になったらホメる。「今日は遅刻しないで会社に行った?」「これで10回連続遅刻しないで会社に行ったね。エラい!」など。ついでにTweetもする。
ふぅ、なんとか100個。
19番は、できたら面白そうだなぁ!

『そめけん!』7月13日第14回放送

少し時間がたってしまいましたが、先週の『そめけん!』の記録。
Ustreamのアーカイブはこちらです。

☆☆

先週の「そめニュース」では「京都国立近代美術館のTwitter公式アカウントが、担当の方の契約終了により、後任に引き継がれることなく終了となってしまった」という話を取り上げました。

経緯等はこちらに詳しいです。

ねとらぼ:「先進的な取り組みだったのに」——惜しまれつつ終了した京都国立近代美術館のTwitter - ITmedia News

「京都国立近代美術館の中の人、最後のつぶやき」から考えるソーシャルメディアの運用体制:山岡週報:ITmedia オルタナティブ・ブログ

私も会社に勤めていた時はデジタル関連の新しい取り組みを試したりする立場であったので、このニュースは身につまされるものがありました(こんなに悲しい思いはしてませんけどね)。
Twitterに関しては、これからいろんなところでこういうことが起きるのかもしれないです。

企業や公的組織のTwitter活用として課題だと思われるのは、以下のような点でした。

  • 組織の無理解。
    理解がないゆえに、この担当の方がやっている限りは自由にやらせてもらえたのは結果として良かったが、続けていくメリットや終了してしまうデメリットも理解されていなかった。
    組織として、目的とコストと効果をきちんと検討して「続けない」という判断はアリだと思いますが。
  • 終わらせ方。
    上記の「組織の無理解」からくるものだと思いますが、終了にするならするで、担当者個人ではなく、美術館としての公式のメッセージを出して終了できれば、美術館側が非難されるような空気になることはなかったのでは。あと、アカウントを削除して過去のやり取りまで見えなくしてしまうのはもったいない。せめて凍結にすればよかったのに。
  • Twitterの運用体制、ルールがあいまい。
    これも「組織の無理解」ゆえですが、Twitterの運用方法が担当者任せになっていた。
    たまたまこの担当の方がネット上でのコミュニケーションも上手でかつ、とても努力されていたためにうまく活用できていた(参考:アートの世界におけるTwitterの可能性 04.京都国立近代美術館)わけですが、Twitter上でやっていいこと悪いこと、コミュニケーションの方針などを組織として合意していないのは非常に危うい。
    一応美術館の公式サイトにも載っている「公式アカウント」だったのですが、終了するということになったとき、公式というよりも一担当者としての私的なつぶやきが増えました。このアカウントでフォロワーとのつながりもできたでしょうし、個人的な気持ちはすごくわかりますが、公式アカウントとしてはそれは違うんじゃないかな、と思います。(これまでの「公式」な広報メディアと比べ、担当者の人柄が見えるのがTwitterの面白いところではあるのですが)

ただ、こんなニュースの中でもさすがソーシャルメディアの時代だなぁ!とうれしくなったことも。
このアカウントで美術関連のTwitterアカウントをまとめたリストも作られていたのですが、アカウント削除によりこのリストも利用できなくなってしまうことを残念に思った有志の方が、リストを引き継ぐアカウントを作られたのです。
それがこちら。プロフィールには「美術館の
大好きな一社会人による運営です」とあります。 http://twitter.com/museum_jp

それと、この担当の方が組織のTwitterを運営する能力があることは認知されたので、今後その点を買われて他の組織へ、というのもあるかも…、という話も出ました。
確かに今回のことを見ても、誰でもできる仕事ではないですよね。逆に「センス」に頼らない運営ができるようなノウハウを『そめけん!』でも追求していけたら、と思います。

☆☆

「そめトーク」のコーナーは、『そめけん!』初のロボットが登場!

それは、NECさんが開発したコミュニケーションロボット PaPeRoです。

Papero 

担当の茂木さん(Twitter : motegi_jp)に色々教えてもらいつつ、今回は実際にPaPeRoとコミュニケーションしてみながら、どんなことができるのかをご紹介しました。

端的に言うと、音声認識・音声合成によって会話ができる、タッチセンサーが付いているので触ると反応する、目がカメラになっていて通信機能があるので遠隔地からPaPeRoが見ているものを見たり、それをUstreamで流したりできる、お散歩したり踊ったりする(体全体が移動したり、頭の部分がくるくるまわったり)、OSが入っているのでプログラミングによって色々カスタマイズ可能、といったところ。
詳しくはこちらを御覧ください。機能・スペック: PaPeRo のご紹介 : PaPeRo | NEC

実際に会話したり触ったりしていると、声も表情(顔がいろんな光り方をして、それが表情に見えるのです)のおかげでなんだか子どもと遊んでいるみたいな気分になってすっかり愛着が沸いてしまいました。
たまに、話しかけた言葉の認識が悪くておかしな反応をしたりもしますが、それさえもかわいい!

実はこの子、来週もゲストに来てくれます。
今回はPaPeRoを紹介したのは、この多機能性を活かしてソーシャルメディア的な活用方法を新しく考えよう、というテーマの前フリなのです。
田中さんの号令により、来週までにひとり100個のアイデア出しをしていくことに!

皆さんもぜひ、PaPeRoにこんなことしてもらったら?というアイデアをお寄せください。Twitterにハッシュタグ #someken 付きで投稿してもらえるとうれしいです!


☆☆

<次 回放送>
 7月 20日(火)21時から約1時間
「そめけん! 公式サイト」で中継ページで御覧ください。

ご意見、ご質問は 
Twitter のハッシュタグは #someken で!

2010/07/08

『そめけん!』7月6日第13回放送

早いもので4月から始まった『そめけん!』の放送も13回目を迎えました。

『そめけん!』第13回放送のアーカイブはこちら

一般的に、連続ドラマは13回で終わるのだそうです。だからというわけではないですが、『そめけん!』も次の回からは今までとは少し趣を変えて行こうと内部的には考えていて、なので今回は第1フェーズの区切りの日、という意識で臨んだのでした。

小山典子ちゃんの「そめチャレ」コーナーは先週一足はやく終了してしまったので、今回は「そめニュース」と「そめトーク」のみ。
「そめニュース」は、いつもは放送直前までなるべく新鮮なニュース探しをしているのであまり事前準備はしていないのですが、今回はもっと前からネタを決めていて私も田中さんも説明資料まで作って頑張りました!

まず私からは、ソーシャルメディアとサッカーW杯絡みのトピックスを3つほど。
ひとつめは、「2010年W杯もソーシャルメディア元年?」ということで、Mashableの下記の記事の内容を中心に、前々回の日韓共同開催のとき、前回のドイツ大会のとき、そして今回と、W杯に関わる情報発信やWeb上のコミュニティがどのように変わってきたかを振り返りました。

参考)The World Cup’s Social Media Evolution | mashable


ふたつめはTwitterをしながらサッカーを観戦するスタイルの定着について。
6月25日の日本対デンマーク戦の終了時、Twitterの毎秒つぶやき数の最高記録が更新されたそうです(普段は平均毎秒700Tweetくらいのところ、そのときは3,283tweetが記録されたとのこと)。
また、Sports@niftyのサッカーW杯日本代表特集のコーナーで、各試合中のTwitterでの盛り上がり度や、試合中の経過時間ごとのtweet内容が見られるようになっているのですが、パラグアイ戦の延長戦のときの盛り上がり度のグラフが大変おもしろかったので紹介させていただきました。

日本代表応援なう! | sport@nifty

グラフからは延長戦の前半、後半とTwitter上でもものすごく盛り上がっているのですが、あの運命のPK戦のときはかなり静まり返っていたことが分かります。
さすがに、Twitterやっている暇もなくPKの行方を見守っていたのでしょう…。
こういったTwitterの動向を観ていると、バーチャルな競技場でみんなが一緒にいて、ワーワー叫びあいながら観戦しているみたいな気がしてきます。
ソーシャルメディアが今回のW杯の盛り上がりに影響を与えたかどうかというと、それを立証するデータまでは見つけられなかったのですが、特にサッカーに興味がなくてもTwitterのタイムラインから熱気が伝わってきてついテレビを付けてしまうという効果は正に私が実感していましたし、パラグアイ戦のときには「#okachan_sorry」「 #okachan_believe」というハッシュタグが生まれてみんなで岡田監督への気持ちを表明したり、新しい楽しみ方も生まれたことは確かだと思います。

3つめはデマの問題。
パラグアイ戦で日本が負けた翌朝の「みのもんたの朝ズバッ!」で、PKを外した駒野選手の母親に謝らせた、というデマがTwitterで一気に広がって、その日のうちに「それはデマだ」という情報も広まりました。

駒野選手の母に謝らせた…誤情報炎上、批判殺到すぐ修正 | asahi.com

あと、2002年にひろまったオランダ代表のトマソン選手の「いい話」がデマだった件。

TweetBuzz - サッカーデンマーク代表のトマソン選手のいい話がデマだった件 - 集中力なら売り切れたよ

これ、2002年時点ですでにデマと分かっていたようなんですが、今年あらためて「いい話」が広まり、「デマだった」という話も後追いでひろまって、がっかりした人が多かったみたい。田中さんもショックだったそうです。
ついカッとなってRTするというのは、かなり気をつけなければいけないなぁ、と思う出来事でした。。。

田中さんからの「そめニュース」は、先日参加したSocial Media Dayの報告でした。
主催者だったPokenのRobさんから何かのお誘い?と思ったらいつのまにか「基調講演」をすることになっていた!というところから、事前準備の話、当日を経て、今現在すでに次回のイベント開催に向けて、活発に意見交換が続いている話など。
今回の経験で田中さんも私も新鮮だったのは、準備も事後のディスカッションもほとんどFace Book上でのやりとりで進んでいたこと。日本ではFace Bookを使っている人はまだまだ少ないですが、東京にいる外国人の方達には使い慣れた道具みたい。Face Bookを使いこなすというのはこういうことかぁ、というのがわかりました。
田中さんからは次回に向けて、「食べ物を出す」「通訳をつける」「基調講演のスピーカーはもっと人を呼べる人をアサインする」の3点を提案しまして、それぞれ真剣に受け止めてもらっているみたいです。
Face Book上でのディスカッションを見ていると、次回もっとバージョンアップした良い会になりそうで、期待大です!

☆☆

後半の「そめトーク」は先週の続きでデジタルステージ社長、「モーションダイ部」部長の平野さんのインタビューをご紹介しました。
前回は「モーションダイ部」の活動の紹介が中心でしたが、今回はもっと話を広げてソーシャルメディアの時代に私たちの生活はどう変わるのか? 企業がソーシャルメディアを使って消費者とのコミュニケーションをうまくするにはどうしたら良いか?といった、正に『そめけん!』が探求しているテーマでのお話になってます。必見です。

☆☆

来週は、かわいいロボットがゲストにやってきます。その名もPaPeRo
かわいい顔して高性能なこのロボットのソーシャルメディア的な活用ができないかを2回にわたって考えていくという趣向です。
ロボットと一緒の生活…、ちょっと未来の生活に思いをはせる今日この頃です。

<次 回放送>
 7月 13日(火)21時から約1時間
「そめけん! 公式サイト」で中継ページで御覧ください。

ご意見、ご質問は 
Twitter のハッシュタグは #someken で!

2010/07/06

『告白』と『パリ20区、僕たちのクラス』

最近、『告白』と『パリ20区、僕たちのクラス』を観ました。

どちらも中学校を舞台に、先生と生徒たちがぶつかり合う映画ですが、結構対照的。


『告白』は

  • 超フィクション
  • 有名俳優と期待の若手達が出演
  • バッドエンド(?少なくともハッピーエンドではない)

なのに対して、『パリ20区、僕たちのクラス』は

  • ドキュメンタリー的(本当のドキュメンタリーではないが)
  • 先生も生徒もプロの俳優ではない(だけどすごい好演!)
  • 前向きなラスト

といった感じです。

どちらも、「中学校の先生って大変だなぁ…」とつくづく思わされました。
思春期の子どもたちは、まったくの遠慮もなくきつい攻撃をしてくるかと思えば、内面はすごく繊細で大人の何気ない一言にとても敏感に反応したり…。
また、子どもたちは社会の抱える問題を映し出す鏡のようなもので、先生はそれにリアルタイムに向き合っていかざるをえない。
今の学校のあり方って遅れてるという声もあり、「中学教師」という職業も変わっていくのかもしれないけれど、あの年齢の子どもたちに本気で向き合う大人の存在というのは、これからも何らかの形で必要ですね。

『告白』はエンターテイメントとしては素晴らしい作品。私は原作を読んでなかったので、本気で色々驚かされました! また、教育の意味とか人間のエゴとか生きる権利なんかについてもじっくり考えさせられたので、観て損はないと思います。でもドンヨリしちゃうので、明るいデートをしたい人にはおすすめしない(笑

『パリ20区、僕たちのクラス』は地味ですが、さすがカンヌ映画祭のパルムドールを撮っただけあって、心にしみる良い映画。
主人公の先生を演じるのは原作を書いた元教師、生徒役は中学校で希望者を募り、約7ヶ月のワークショップを経て選ばれた現役の中学生達、ということでみんな演技のプロじゃないのに、不自然さは全く感じられず、引き込まれました。
また、パリのはじっこの移民の多い地区で全体的に成績も良くない学校ということでいろいろと深刻な問題もあってヘビーなんだけど、「頑張って生きよう!」と思わせてくれる爽やかなストーリーでした。

どっちかひとつだけ観るなら、『告白』はそのうちテレビでもやりそうだから、今を逃すとなかなか観る機会の無さそうな『パリ20区、…』をお勧めします。

2010/07/04

デザインセンスを求めて…

しばらくデジハリでの勉強のことなどを書いていませんでしたが、学校には真面目に通って、いろいろ出される課題にも一生懸命取り組んでいます。

今までやってきた、および現在取り組み中の課題はこんな感じ。

  • キャラクターイラストのトレース(Illustrator使用)
  • 地図のトレース(Illustrator使用)
  • ADカード(Illustrator、Photoshop使用)
  • アニメーションGifのバナー(Fireworks、Illustrator、Photoshop使用)
  • 自分の屋号のロゴデザイン(Illustrator使用)
  • 自分の名刺デザイン(Illustrator使用)
  • お店のWebサイト制作(Illustrator、Photoshop、Dreamweaverなど使用)
名刺がもうすぐ完了で、Webサイトはコンセプトやサイトの構成を考え始めたところ。
これらを通してソフトは大分使えるようになったし、HTMLやCSSもかなり理解した!

でもねぇ、そういうのは分かってもデザインのセンスって着々と身についていくものではないし、クラスの他の子がすごくかっこいいのを作ってきたり、全然思いつかなかったようなアイデアを盛りこんでたりすると、ガーン、と落ち込みます…。

そんなわけで、最近は「デザイン力を身につける」的なテーマの雑誌などを見るとついつい手が伸びる…。
こんなものを買い込んでおります。

Pen (ペン) 2010年 6/15号 [雑誌]
ブレーン 2010年 08月号 [雑誌]
+ DESIGNING (プラスデザイニング) 2010年 08月号 [雑誌]

印象に残ったのは『pen』の深澤直人さんのページ。
発想はトレーニングでできるようになるが、それを具体化するには経験値が必要、という話と、視覚的なものばかりに意識を向けるのではなく、デザインの役割としては「目で魅了して、近寄らせて、触らせて、満足させなければいけない」ということ。

あと、『ブレーン』は「クリエイターのマル秘プレゼン企画書」という特集なんだけど、日産自動車でずっと宣伝を担当してきた野口さんという方が、プレゼンを受けるクライアントの立場として、企画の良し悪しを見極めるポイント(翻って、プレゼンする側が気をつけるべきこと)を語っているページがスゴク良かったです。(『もうひとつのプレゼン―選ぶ側の論理 』という本も出されているみたい)

深澤さんの言われている、アイデアを具現化できるためには経験、習練が必要というのは本当に実感しているところで、「こういうものを作りたい」という思いとそれが作れそうなツールがあっても、実際に手を動かしてみると思った通りのものを作れないんですよね…。
まだこれらを全部読んでませんが、レイアウトとか色とかフォントのセオリー的なものは特に新しく学ぶことはなかった。
だから、誰かに教えを請うと いうよりは、たくさん試行錯誤すること、たくさん良いものを見ること、しかないのではないかと思いました。

ちなみに最近作ったものでこれは割と気にいっています。

Someken_adcard

ADカードの課題でテーマがいくつかあるうち、「自由テーマ」があったので、「そめけん!」というモチーフを使ってタイポグラフィでカッコいいやつを作ろう!と考えました。
この目標は自分なりには達成できたと思う。
ただ、もし目的が『そめけん!』という番組を知らない人に手にとってもらい、ぜひ観たいと思ってもらう、というものであったらこうは作らなかったし、もっと難しかったと予想…。

次の課題であるWebサイトは、実在の知り合いのバーのサイトを作らせてもらうことになったので、実用的でかつデザインのいいものを目指してがんばります。

Social Media Day Summit 2010,Wetin Tokyo に参加!

ソーシャルメディア関連のニュースサイトとして有名なMashableが、6月30日を「ソーシャルメディアの日」として祝おう!という呼びかけをし、世界中でこの日にイベントをやるという動きが巻き起こりました。
日本では、世界90カ国以上で開催され、東京で2箇所、京都で1箇所で開催されたというので、Mashableの影響力の高さが伺えますね。

この記念すべきイベントにて、なんと『そめけん!』の番組キャスターとして田中さんと私がスピーチさせてもらいました。
ウェスティン東京で開催された分の、「基調講演」という位置づけで!
主催者であるPokenのRobさんと知り合いだった田中さんが最初に声をかけられて、「基調講演なんてとんでもない!」と返事したらしいのですが、このイベントを開催すること自体が急に決まって他に都合の付く人もいなかったのか、『そめけん!』の成功や失敗を気楽に話すだけでいいから、ということで引き受けることになりました。(Robさんいわく、こういうイベントはギークの男性が集まりがちなので、何かを実践している女性をスピーカーとして迎えたかったということです)

ちょうど『そめけん!』も始まって3ヶ月経ち、今後どうしていくかを検討しているフェーズだったので、スピーチも今までやってきたことをざっと振り返って紹介する、という内容になりました。
『そめけん!』のUstreamチャンネルにも録画をアップしているので、「そめけん!て何なの?」と聞かれたときに、「とりあえずこれ見て!」といえるよいコンテンツができたかな、と思います。

『そめけん!』チャンネルにアップされている録画(私たちのスピーチ分のみ)

Social Media Day Tokyo 全体の録画

事前に急ピッチでイベントの告知サイトが作られて、私もほんの少し翻訳を手伝ったりしたのですが、プログラムを見ると、なんとスピーカーの半分以上は外国人!
私たちは日本語でしゃべって良い、と言われたものの同時通訳が付くとか付かないとか、コミュニケーション面で事前にかなり不安になりつつ、当日を迎えました。
実際、外国人のスピーカーは全員英語、日本人でも半分くらい英語でスピーチされていて、英語力のない私にはなかなか厳しいものがありました(汗

でも、『そめけん!』で結構いろんな分野でソーシャルメディアに関わる人に会った気がしていたのですが、東京、日本という範囲においてもまだまだいろんなことをやっている人がいるということがわかって、そういう人たちがソーシャルメディアを使った呼びかけでいっぱい集まっちゃうような状況を目の当たりにして、ますますソーシャルメディアの可能性を感じた1日でした。
あと、今回のイベントの前後で関係者間の連絡はほとんどFaceBook上でやり取りされていて、FaceBookって活発に使っているとこんなふうに見えるんだぁ・・・、というのを感じ取れたというメリットもありました。日本人同士では、FaceBookってあまり使わないですからね。

東京でのイベントのことは、Mashable のサイトでも、「one of the first to get things rolling for Social Media Day」として紹介されました。

Watch Worldwide Social Media Day Live Streams

当日の様子は、こちらにまとめられています。

Blogs & Pictures - First Global 'Social Media Day' in Tokyo

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