『そめけん!』第37~39回放送
かなり間があいてしまいました。
今私は、専門学校の卒業制作に取り組み中で、かなり苦しみながらも充実した日々を過ごしてます。
もう、卒業制作のことだけにどっぷり浸かって過ごしたいけど、そうもいかないのが大人の毎日。わかっちゃいるのですが、やっぱりどうしても、それ以外のことはちゃちゃっとできなくなっている今日この頃です。
そんなわけで、『そめけん!』の記録も途絶えておりました(言い訳~)。
でもその3回の放送は大変おもしろいものだったので、これはやっぱり記録に残しておかなきゃね、ということで、メモしておきます。
それぞれのUstreamアーカイブはこちらから。
第37回(ゲスト:永上裕之さん テーマ:ソーシャルメディア時代の恋愛(特に非モテについて))
第38回(ゲスト:干場英男さん、境治さん テーマ:映画『ソーシャル・ネットワーク』)
第39回(ゲスト:イケダハヤトさん テーマ:イケダさんの著書『フェイスブック 私たちの生き方とビジネスはこう変わる』、これまでとこれからの活動など)
この3回の放送は、永上さん(@egachan)とイケダさん(@IHayato)が20代、境さん(@sakaiosamu)が40代、干場さん(@hhoshiba)が70代と、とっても幅広い年代の方達との対話になりました。
(ちなみに、たなかさんがお休みだったので代打で番組進行のパートナーをしてくれた小林君も20代、私は30代です)
もともと、干場さんくらいの年代の方はソーシャルメディア、ひいてはインターネットに対してどういう認識や関わりをもっておられるのだろう、ということがとても気になっていたのですが、干場さんはビックリするくらい新しいものに対しての好奇心が強くてフットワークが軽く、平均的な70代のお考えを聞く相手としては適さない方でした(笑 同窓会などに行っても、かつての旧友たちはほとんどインターネットなど使っていなくて孤独だ、というエピソードは伺えましたが)。
その代わり、映画『ソーシャル・ネットワーク』の感想をきっかけに、アメリカがいかに才能ある若者に期待をかける社会で、頭脳で勝負していくことのできる国かといったことなど、興味深いお話を聞くことができました。
途中で出てきた「Facebookはリア充のサロン」という言葉は至極納得。ご覧になっていた方もそうだったみたいで、そのキーワードがたくさんTweetされていました。
境さんも非常に若々しくて情熱のある方で、それはブログのたくさんの記事からも伝わってきます(元はプロのコピーライターだけあって、とっても読みやすい文章に感動しました)。
『ソーシャル・ネットワーク』という映画の観かたも今後の日本の展望についても干場さんとは意見が異なるところがあって議論は白熱していたのですが、その一方でお互いを尊重しあう関係なんだな、ということが感じられる良い雰囲気の対話でした。
お二人がそれぞれ『ソーシャル・ネットワーク』について書かれているブログはこちらです。
2011-01-26 - hhoshibaの日記 映画『ソーシャル・ネットワーク』にまつわる感想:「宇宙の中心は勇気だ」part2
起業ってロックンロールなのかもしれない〜映画『ソーシャルネットワーク』〜 - クリエイティブビジネス論!〜焼け跡に光を灯そう〜
また、『そめけん!』の放送の後、境さんのもとに集まって勉強する会「境塾」のFacebookページで続きの議論がかわされているのも大変刺激的です。(そして続きの議論をまた『そめけん!』で放送するとかしないとか…)
さて、若者チームのひとりめ、「えがちゃん」こと永上裕之さんですが、私はずっと彼の勢いのあるトークに押されっぱなしでした。
というか、煙に巻かれっぱなし?どこまでが真実がよく分からない…(笑)
でも、「非モテSNS」のようなコミュニティを作ることで、みんなが寂しくないインターネットを作りたい、という言葉は結構本気を感じました。
Facebookとは正反対の匿名で非リア充のためのSNS「非モテSNS」ですが、頻繁にオフ会を開催し、そこでカップルも誕生しているそうです。
「非モテSNS」に参加している同士という連帯感とか、だからこそ自分を飾らなくて良いという安心感みたいなものが良い出会いにつながるのかもしれないですね。
そういう人たちがちゃんと出会えるきっかけが作れるのが、インターネットの良いところだと思います。
まだ若いのに何かとお騒がせなえがちゃんですが、実際に会ってみるとなんだか憎めない明るくてパワフルな人でした。その魅力で、これからも色んな人を巻き込んで面白いことをやっていくんだろうな、と期待してます。
もうひとりの若手イケダハヤトさんは、『そめけん!』が始まって何ヶ月かは毎月1回「海外のそめ」というコーナーを担当していただいていました。
今回も相変わらず、海外の新しいサービスの話をとっても楽しそうに語っていました。
特に、これからは「所有」じゃなくて「共有」の時代だ、というのは自分の実感として強く感じているようで、そのための様々な魅力的なサービスを明日発売の初の著書『フェイスブック 私たちの生き方とビジネスはこう変わる』の第4章でも色々紹介しているそうです。そしてこの4章こそがイケダさんおすすめの箇所だとか。
特に印象的だったのが、車なんて欲しいと思わない。必要なときに使えるようにシェアすれば十分。これからは所有していることはむしろカッコ悪いと言われるようになるんじゃないか、というイケダさんの言葉に、大学生の小林くんも大いに同意していたことです。
私が大学生だったときって、男子は車欲しがってたけどなぁ。やっぱり時代は変わってるんだな…。
でも、最近よく聞く「若者がモノを買わなくて困る」という論調よりは、「持たないことがかっこいいということになるんだ」というのはよっぽどポジティブで良いと思いました。
また、最近結婚したというイケダさんは奥さん大好きを公言する愛妻家。
奥さんと一緒にいたいから家で働けるようになりたいのだとか。
ソーシャルメディアの活用だけでなく、ライフスタイルの面でも新しいやり方を切り開いていくとともに、その文才でワカモノの考え方を上の世代に伝える架け橋になっていく人なんじゃないかと思います。
次回放送
2月5日(火)21時から、記念すべき40回目の放送はソメ研代表 デジハリ大学院の荻野健一客員教授が登場! ソーシャルメディアで街を劇場空間化する企てについて語ってもらいます。デジタルサイネージや地域活性化に興味のある方にぜひご覧いただきたいです。
★『そめけん!』を放送しているソーシャルメディア研究会のtwitterアカウントはこちら。
http://twitter.com/_someken/
ハッシュタグは #someken です。
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