初心者にやさしい記事の書き方が勉強になる an•an iPhone特集

今発売されているan•anは「iPhone for★girls 女子のための超簡単パーフェクトガイド」ということで、iPhone大特集。

世間はiPadで話題沸騰、１週間以内には次世代iPhoneが発表されようというこの時期に？　「超簡単パーフェクト」にガイドされてもOS4.0になったら変わっちゃうよ…、という疑問が浮かびつつ、でもそういう時期だからこそ現行iPhoneの在庫をはきたいソフトバンクさんの広告特集的なものなのかしら、と推論してみたり。

まあとにかく気になったので買ってみました。

まだぱらぱらっとしか見ていないのですが、ごく最近iPhoneを使い始めて、身近に丁寧に教えてくれるiPhoneの先輩もいない、という方には女子じゃなくてもおすすめの内容！
本体の各ボタンの役割から文字入力、電話、メール、カメラの使い方、アプリの探し方などなど基本的なことがひととおり、やさしく解説されてます。

私、この「やさしく解説」のところにかなり関心いたしました。
「やさしく＝優しく•易しく」です。

難しいことを読み手に分かるように平易に、かつ間違いのないように書くのが文章のプロだと思います。
平易といってもそれは相手による話で、Macの専門誌なんかはもとより、ガジェット好きビジネスマンがターゲットの雑誌とかネットのメディアだと、読み手も分かっていることを想定できるので、この部分のハードルは低い。むしろちょっと小難しかったり新しい用語が出てくる方がワクワクしたりする。
でも、普通の新聞とかは「もうちょっとちゃんと説明した方がいいんじゃないかなー」と思うことがこのごろ多いのです。

今回のan•anの特集は、初心者や普段はガジェットにあまり興味のない女子を対象にしているということで、説明の工夫があちこちに見られました。

例えば
「16GBと32GB、どっちの容量を選ぶ？」という項目で、まずは「GB（ギガバイト）とは、簡単に言うとiPhone の中身の容量のことで、数字が大きければ大きいほど、たくさんのアプリや曲、写真や映像が入る。音楽データ1000曲で４GBくらい、というのが目安。」
という解説から入る、とかね。
サブ特集「女子のゆるゆるTwitter入門」というのがあって、アヒル口で有名なまつゆうさんがTwitterを紹介するという記事があるのですが、そこでも「便利ツールを使おう！」というタイトルでiPhoneのTwitterアプリや携帯用のモバツイなどを紹介。「Twitterクライアント」とか言わないで「便利ツール」って言っているところがいいな、と。

電話の解説で「名前や電話番号をタップするだけでかかります！」（下線は筆者）には、思わず「当たり前やん」とつっこんでしまいましたがw、iPhoneについて初心者向けにどういう解説が必要かというところから、細かい解説の書き方まで、勉強になります。

あと、冒頭にSMAPの香取慎吾さんのインタビューがあるのですが、彼はiPhoneのヘビーユーザーなんですって。知らなかった。
「今、欲しいアプリはある？」という問いに「SMAPアプリ」と答えてました。
これ、いいんじゃないかな。女子にiPhoneを売りたかったら、ソフトバンクさんで「SMAPアプリ」や「嵐アプリ」を作ったらキラーコンテンツになるんじゃないかしら。ラブプラス風に、メンバーひとりひとり別のアプリとかねw

an•an 1711号（iPhone for★girls 女子のための超簡単パーフェクトガイド) マガジンハウスのページ
（表紙の写真は香取慎吾なんですけど、やっぱりジャニーズの人はWebには写真のせられないんですね。シルエットが寂しい・・・）

Comments

[投稿情報: ビジネスマナー]

いつも楽しく観ております。
また遊びにきます。
ありがとうございます。