ウェブでの情報収集のツールとして、twitterが欠かせない、という方は多いのではないでしょうか。
私も、以前は自分で登録したRSSや検索が主な情報収集手段でしたが、最近はtwitter上で流れこんでくるつぶやきのなかに、見逃せない情報が潜んでいることが多くあります。
RSSはあまり利用しなくなって、twitterとメール(ニュース系のメルマガとGoogleアラートで登録しているキーワードに関するメール)が情報収集の起点の大部分を占めるようになりました。
今日は、twitterやメールを起点にウェブの情報をチェックする効率的な方法について。
■Safariで簡易な「後で読む」
iOS 4の目玉であった「マルチタスク機能」ですが、OSアップデート時はiPhone 3Gを使用していた私は、iPhone 4を手に入れてから初めて、それを体験することができました。
このマルチタスク機能があってとても助かっているのが、twitterやメール内のリンク先をチェックする時です。
リンク先のページを見るとき、twitterなら私の使っているechofonはechofonの中でそのページを開くかSafariで開くか選べますが、マルチタスク機能が使えるようになる前はechofon上で開いて読んでました。
Safariを起動してしまうと、該当のウェブページを読み終わってtwitterのチェックの続きをするときにもう一度echofonを起動するのに時間がかかるし、その時点でtwitterのタイムラインが更新され、さっきタイムラインのどこまでチェックしていたのか分からなくなってしまったりして、面倒だったからです。
メールに関しては、メールアプリの中でウェブページを開くことができないので、Safariで見るしかありません。ひとつのメールの中にたくさんのURLが掲載されているものだと、そのメールをチェックするのにメールアプリとSafariとを何度も行ったり来たりすることになってとても面倒だし、メールを表示するのにいちいち時間がかかりました…。
でも、マルチタスク機能が使えるようになってからは、気になるURLはどんどんSafariで開いて、そのページが全部表示されるのを待たずに、twitterやメールのアプリに戻ってタイムラインやメルマガの続きを読む、というやり方に変わりました。
いったんSafariに移動しても、twitterやメールアプリにすばやく戻れ、その直前に見ていた画面が残っているので、これらの動作がとてもすばやくできるのです。
気になるウェブページは、twitterやメールのチェックが一通り終わった後で、まとめて見るのです。いわゆる「後で読む」というやつですね。
この方法を取るようになってから、twitterのタイムラインを読む、メルマガの文章を読む、ウェブの記事を読む、というそれぞれの行為が途切れなく行えるようになって、情報が頭に入りやすくなった気がします。以前は、twitterの140文字のつぶやきとウェブページのある程度長い文章を交互に読んでいるとなんとなく落ち着かないというか、考えがまとまりにくいような気がしていたので、「つぶやき」と長文では、同じ「読む」でもちょっと違うモードになっているのかもしれません。
ひとつ残念なのは、Safariが同時に8ページまでしかページを開けないこと。
8ページ分開いたらSafariに移って内容を読む、という形をとってますが、もっとたくさんページを開けるようにしてほしいなぁ。
■Instapaperは使えるか
なお、「後で読む」ためのツールとして最近ではInstapaper(iPhoneアプリ:無料版・有料版を使っている人が多いですね。
echofonにはリンク先をInstapaperに登録する機能があるので、上で書いているようなことをできるかな、と試してみたのですが、今のところはSafariで開くので十分というか、むしろInstapaperの方が不都合がある、という印象です。
つかいにくく感じるのはこんなところです。
- ページを読み込むのに更新ボタンを押さないといけない。ページの読み込みに時間がかかる。
上の方式でSafariでひらいている場合は、すでに途中まで読み込んでいる状態なので、後でSafariを起動したときにはすばやくページの内容を読み始めることができます。
- Instapaperで見ているページからのリンク先はSafariで開く。
私が見るウェブページは例えば「日経オンライン」の記事など、複数ページに渡る長い記事も多いのですが、Instapaperでそういった記事を読んでいる場合、「次ページ」のリンクをタップするとSafariが起動します。これはなんとなくスマートじゃない感じ。echofonの場合はechofonでウェブページを開くとそのリンク先もずっとechofonの中で表示されるので、そういう風になればいいのに。。。
- メールからのリンク先を登録する方法がない。
メールの文章そのものをInstapaperに送ることはできるのですが、リンク先のページを登録できる術が今のところありません(そういうメールクライアントアプリがあればよいのですが)。
もちろん、Instapaperは他の用途で使うならとても良いところがあります。たとえばこんな。
- ウェブサービスなので、家のPCで「後で読もう」と思ったページを登録しておけば、後でiPhoneで読むことができる。
- 予め読み込んでおいた内容をオフライン環境で読める。
- iPhoneで読みやすいテキストデータに変換した状態で読める。
特に1点目は、家でネットの情報をチェックしていて、「あぁ、もう出かけなきゃ!時間がない!」という状況になったときにはとりあえずひらいているページをInstapaperに投げておいて出かければ、外でゆっくり続きが読めるので、便利ですね。
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