2010/07/06

『告白』と『パリ20区、僕たちのクラス』

最近、『告白』と『パリ20区、僕たちのクラス』を観ました。

どちらも中学校を舞台に、先生と生徒たちがぶつかり合う映画ですが、結構対照的。


『告白』は

  • 超フィクション
  • 有名俳優と期待の若手達が出演
  • バッドエンド(?少なくともハッピーエンドではない)

なのに対して、『パリ20区、僕たちのクラス』は

  • ドキュメンタリー的(本当のドキュメンタリーではないが)
  • 先生も生徒もプロの俳優ではない(だけどすごい好演!)
  • 前向きなラスト

といった感じです。

どちらも、「中学校の先生って大変だなぁ…」とつくづく思わされました。
思春期の子どもたちは、まったくの遠慮もなくきつい攻撃をしてくるかと思えば、内面はすごく繊細で大人の何気ない一言にとても敏感に反応したり…。
また、子どもたちは社会の抱える問題を映し出す鏡のようなもので、先生はそれにリアルタイムに向き合っていかざるをえない。
今の学校のあり方って遅れてるという声もあり、「中学教師」という職業も変わっていくのかもしれないけれど、あの年齢の子どもたちに本気で向き合う大人の存在というのは、これからも何らかの形で必要ですね。

『告白』はエンターテイメントとしては素晴らしい作品。私は原作を読んでなかったので、本気で色々驚かされました! また、教育の意味とか人間のエゴとか生きる権利なんかについてもじっくり考えさせられたので、観て損はないと思います。でもドンヨリしちゃうので、明るいデートをしたい人にはおすすめしない(笑

『パリ20区、僕たちのクラス』は地味ですが、さすがカンヌ映画祭のパルムドールを撮っただけあって、心にしみる良い映画。
主人公の先生を演じるのは原作を書いた元教師、生徒役は中学校で希望者を募り、約7ヶ月のワークショップを経て選ばれた現役の中学生達、ということでみんな演技のプロじゃないのに、不自然さは全く感じられず、引き込まれました。
また、パリのはじっこの移民の多い地区で全体的に成績も良くない学校ということでいろいろと深刻な問題もあってヘビーなんだけど、「頑張って生きよう!」と思わせてくれる爽やかなストーリーでした。

どっちかひとつだけ観るなら、『告白』はそのうちテレビでもやりそうだから、今を逃すとなかなか観る機会の無さそうな『パリ20区、…』をお勧めします。

2010/07/04

デザインセンスを求めて…

しばらくデジハリでの勉強のことなどを書いていませんでしたが、学校には真面目に通って、いろいろ出される課題にも一生懸命取り組んでいます。

今までやってきた、および現在取り組み中の課題はこんな感じ。

  • キャラクターイラストのトレース(Illustrator使用)
  • 地図のトレース(Illustrator使用)
  • ADカード(Illustrator、Photoshop使用)
  • アニメーションGifのバナー(Fireworks、Illustrator、Photoshop使用)
  • 自分の屋号のロゴデザイン(Illustrator使用)
  • 自分の名刺デザイン(Illustrator使用)
  • お店のWebサイト制作(Illustrator、Photoshop、Dreamweaverなど使用)
名刺がもうすぐ完了で、Webサイトはコンセプトやサイトの構成を考え始めたところ。
これらを通してソフトは大分使えるようになったし、HTMLやCSSもかなり理解した!

でもねぇ、そういうのは分かってもデザインのセンスって着々と身についていくものではないし、クラスの他の子がすごくかっこいいのを作ってきたり、全然思いつかなかったようなアイデアを盛りこんでたりすると、ガーン、と落ち込みます…。

そんなわけで、最近は「デザイン力を身につける」的なテーマの雑誌などを見るとついつい手が伸びる…。
こんなものを買い込んでおります。

Pen (ペン) 2010年 6/15号 [雑誌]
ブレーン 2010年 08月号 [雑誌]
+ DESIGNING (プラスデザイニング) 2010年 08月号 [雑誌]

印象に残ったのは『pen』の深澤直人さんのページ。
発想はトレーニングでできるようになるが、それを具体化するには経験値が必要、という話と、視覚的なものばかりに意識を向けるのではなく、デザインの役割としては「目で魅了して、近寄らせて、触らせて、満足させなければいけない」ということ。

あと、『ブレーン』は「クリエイターのマル秘プレゼン企画書」という特集なんだけど、日産自動車でずっと宣伝を担当してきた野口さんという方が、プレゼンを受けるクライアントの立場として、企画の良し悪しを見極めるポイント(翻って、プレゼンする側が気をつけるべきこと)を語っているページがスゴク良かったです。(『もうひとつのプレゼン―選ぶ側の論理 』という本も出されているみたい)

深澤さんの言われている、アイデアを具現化できるためには経験、習練が必要というのは本当に実感しているところで、「こういうものを作りたい」という思いとそれが作れそうなツールがあっても、実際に手を動かしてみると思った通りのものを作れないんですよね…。
まだこれらを全部読んでませんが、レイアウトとか色とかフォントのセオリー的なものは特に新しく学ぶことはなかった。
だから、誰かに教えを請うと いうよりは、たくさん試行錯誤すること、たくさん良いものを見ること、しかないのではないかと思いました。

ちなみに最近作ったものでこれは割と気にいっています。

Someken_adcard

ADカードの課題でテーマがいくつかあるうち、「自由テーマ」があったので、「そめけん!」というモチーフを使ってタイポグラフィでカッコいいやつを作ろう!と考えました。
この目標は自分なりには達成できたと思う。
ただ、もし目的が『そめけん!』という番組を知らない人に手にとってもらい、ぜひ観たいと思ってもらう、というものであったらこうは作らなかったし、もっと難しかったと予想…。

次の課題であるWebサイトは、実在の知り合いのバーのサイトを作らせてもらうことになったので、実用的でかつデザインのいいものを目指してがんばります。

Social Media Day Summit 2010,Wetin Tokyo に参加!

ソーシャルメディア関連のニュースサイトとして有名なMashableが、6月30日を「ソーシャルメディアの日」として祝おう!という呼びかけをし、世界中でこの日にイベントをやるという動きが巻き起こりました。
日本では、世界90カ国以上で開催され、東京で2箇所、京都で1箇所で開催されたというので、Mashableの影響力の高さが伺えますね。

この記念すべきイベントにて、なんと『そめけん!』の番組キャスターとして田中さんと私がスピーチさせてもらいました。
ウェスティン東京で開催された分の、「基調講演」という位置づけで!
主催者であるPokenのRobさんと知り合いだった田中さんが最初に声をかけられて、「基調講演なんてとんでもない!」と返事したらしいのですが、このイベントを開催すること自体が急に決まって他に都合の付く人もいなかったのか、『そめけん!』の成功や失敗を気楽に話すだけでいいから、ということで引き受けることになりました。(Robさんいわく、こういうイベントはギークの男性が集まりがちなので、何かを実践している女性をスピーカーとして迎えたかったということです)

ちょうど『そめけん!』も始まって3ヶ月経ち、今後どうしていくかを検討しているフェーズだったので、スピーチも今までやってきたことをざっと振り返って紹介する、という内容になりました。
『そめけん!』のUstreamチャンネルにも録画をアップしているので、「そめけん!て何なの?」と聞かれたときに、「とりあえずこれ見て!」といえるよいコンテンツができたかな、と思います。

『そめけん!』チャンネルにアップされている録画(私たちのスピーチ分のみ)

Social Media Day Tokyo 全体の録画

事前に急ピッチでイベントの告知サイトが作られて、私もほんの少し翻訳を手伝ったりしたのですが、プログラムを見ると、なんとスピーカーの半分以上は外国人!
私たちは日本語でしゃべって良い、と言われたものの同時通訳が付くとか付かないとか、コミュニケーション面で事前にかなり不安になりつつ、当日を迎えました。
実際、外国人のスピーカーは全員英語、日本人でも半分くらい英語でスピーチされていて、英語力のない私にはなかなか厳しいものがありました(汗

でも、『そめけん!』で結構いろんな分野でソーシャルメディアに関わる人に会った気がしていたのですが、東京、日本という範囲においてもまだまだいろんなことをやっている人がいるということがわかって、そういう人たちがソーシャルメディアを使った呼びかけでいっぱい集まっちゃうような状況を目の当たりにして、ますますソーシャルメディアの可能性を感じた1日でした。
あと、今回のイベントの前後で関係者間の連絡はほとんどFaceBook上でやり取りされていて、FaceBookって活発に使っているとこんなふうに見えるんだぁ・・・、というのを感じ取れたというメリットもありました。日本人同士では、FaceBookってあまり使わないですからね。

東京でのイベントのことは、Mashable のサイトでも、「one of the first to get things rolling for Social Media Day」として紹介されました。

Watch Worldwide Social Media Day Live Streams

当日の様子は、こちらにまとめられています。

Blogs & Pictures - First Global 'Social Media Day' in Tokyo

2010/06/30

『そめけん!』6月29日第12回放送

昨日は12回目の放送にして『そめけん!』史上最高の視聴者数を記録しました!

『そめけん!』第12回放送のアーカイブ

☆☆

昨日は内輪話ではありますが、大きなニュースが2つ。

ひとつは田中さんと私が『そめけん!』の"中の人"として、今日行われるMashable's First 'Social Media Day' Summitの東京開催イベントにて、「Keynote speech」をすることになったこと。

Mashable's First 'Social Media Day' Summitってなんなのかといいますと、アメリカのソーシャルメディア専門のニュースサイト Mashableの呼びかけで世界中で6月30日にソーシャルメディアのイベントをやる、というものです。
日本では、東京2箇所と京都1箇所で開催されるのですが、私たちが参加するのはウェスティンホテル東京で行われるもの。
会場も立派ですが、参加者もなんだか濃そうな方々…。今のところ100名以上の来場者を見込んでいるみたい。
そんなたいそうな会でKeynote speechって、ちょっと場違いなんじゃぁ…、とびびりましたが、まあ素朴な実践例として今までの振り返りや今感じていることをお話できたらいいかな、と思ってます。
こちらでUstream配信もされる予定なので、お時間のある方はぜひ見てください。http://www.ustream.tv/channel/social-media-day-tokyo-smdtokyo

もうひとつのニュースは、「そめチャレ」コーナーの小山典子ちゃんの『そめけん!』からの卒業。
『そめけん!スペシャル』のプレ放送でパフォーマンスを初披露した「魔界少女拳」の活動が本格的に始動し、そちらに集中ということです。
7月中旬までに108本(!)の動画を撮影するのだとか。それが公開されたら、ぜひニュースとして取り上げたいと思います。
「そめチャレ」の本題である、アクトリーグファンサイトは、ファンの方が作ってくれたトップバナーも掲載され、これまでのUstream録画へのリンク集などもできて、すっかりサイトとしての体裁が整いました。ファンのためのサイトなので、これからどんどんファンが集まって盛り上がるサイトにして欲しいですね!

☆☆

「そめトーク」のコーナーでは、デジタルステージの社長であり、「モーションダイ部」の部長である平野さんのインタビュー(録画)を紹介しました。
とっても充実したインタビューになったので、2回に分けてお見せすることになり、昨日は主に「モーションダイ部」の活動について。
内容については録画を見ていただければと思うのですが、この「そめトーク」のコーナー中に同時視聴者数はついに150人を超えました。過去最高!

平野さんのお話している姿が流れているとやっぱり引きつけられる(平野さんは「自分が取材を受けているビデオが恥ずかしい」ってつぶやかれてましたがw)ということと、やっぱり「モーションダイ部」というコミュニティの力、Twitterの即時的な情報伝達力の凄さを感じました。
平野さん自身も放送を観てくださっていて、「そめトーク」が始まる頃に平野さんがTweetしたら「部長がでてるの? 観なきゃ!」みたいな感じであっという間に人が集まるという…。

これまで番組をやりながらTwitterで質問や反応をもらったりして、私たちと視聴者の方々のコミュニケーションはあったのですが、昨日は『そめけん!』の放送を見ながら平野さんとそのファン、ファン同士で盛り上がったりしているのを見るのも新しい感覚でした。

インタビューを通して、「モーションダイ部」の活動、そこで作られる新しいmotion dive 5というソフトは今後のUstreamやソーシャルメディアに大きく影響を及ぼしていくことを確信しました。
その中で、どうしたら面白いものが作れるのか、企業であればユーザーとのコミュニケーションを上手にするにはどうしたらいいのか、といった「コンテンツ作り」について研究するという部分はとても重要で、『そめけん!』の存在意義もそこにあるんじゃないか、と思われました。

来週は、これからソーシャルメディアがどんなに重要になるか、とかそこでうまくやっていくためには、といった核心的なお話をご紹介しますので、ソーシャルメディアに興味のある人は「モーションダイ部」の部員でなくても必見です!

☆☆

『そめけん!』第12回放送のアーカイブ

<次 回放送>
 7月 6日(火)21時から約1時間
「そめけん! 公式サイト」で中継ページで御覧ください。

ご 意見、ご質問は 
Twitter のハッシュタグは #someken で!

2010/06/25

『そめけん!』6月22日第11回放送&翌日のデジタルステージさん取材

6月15日に『そめけん!スペシャル』をやって、放心状態になっているうちにあっという間に1週間が経ち、11回目の放送日がやってきてしまいました。

スペシャルの時点で今回のゲストが決まっていなかったので、番組内でも出演者を募集していたんですが、結局決まらないまま当日に…(汗。
残念ながら「そめチャレ」コーナーの小山典子ちゃんも「魔界少女拳」の打ち合わせでお休み。初めて田中さんと私しか出ない回となりました。

☆☆

「そめニュース」のコーナーでは、iPhoneのOSをiOS 4にアップデートしてトラブルにあい、それを解決した話をブログに書いたら、アクセス数が急増したよ、という私の超個人的なニュースと、UCCさんの現在開催中のキャンペーン「ザ・カンケリ ザ・クリア」を紹介しました。

「ザ・カンケリ ザ・クリア」は期間中の夜9時から10時のあいだにTwitterで出されるヒントを元に逃亡者探しをし、見つけ出す速さを競うというゲームを開催しています。
3日間×4回戦あり、そのゲームでの上位者は7月17日に横浜で行われる「ザ・リアル缶けり」に出場し、優勝者には30万円の旅行券とUCCの「ザ クリア」1ケースが渡されるそうです。

このようなレポートを見ると、Web上で行われているゲームの雰囲気が分かります。楽しそうですね!

Twitter・YouTube・ブログなどのソーシャルメディアを駆使した「ザ・カンケリ ザ・クリア」とは? - GIGAZINE

ただ、これは新しいアイデアなので注目もあびるし、好奇心旺盛な参加者を集めて盛り上がるのだと思います。
2番せんじではおもしろくないし、そもそもこんな、参加者にとっても手間のかかるキャンペーンがたくさん乱立したら、参加者は集まらなくなりそう…。
ソーシャルメディアで新商品キャンペーンというのは、かなり難易度が高い。それよりはお客さんとの長期的なキズナづくりの手段とする方が向いているかなぁ、という話をしました。

☆☆

「そめトーク」では、田中さんとふたりで、録画なんかもみながら今までの放送を振り返りました。

田中さんがこれまでの放送を通しての反省点は「姿勢が悪いこと」と言ってましたが、私もそれは同感。
自分の姿を画面で見ることって『そめけん!』を始める前はほとんどなかったので、いつも『そめけん!』の録画を見て自分の姿と声にショックを受けている私…。
まず、長時間姿勢よく座っているのは結構大変。テレビに映るタレントさんてすごいんだな、と思います。あと、声が小さいことは昔から自覚しているんですが、最近は特に「自信をもって」または「伝えるつもり」でしゃべることを意識するようになりました。
自信がないこととかあまりどうでもいいと思ってることって、ゴニョゴニョ…、という感じになってすごく聞き取りにくいんだということがわかりました。

あと、『そめけん!』をやっていて時々言われるのが「田中さんとやつづかさんはふたりともボケだね」。
私、働いているときはどっちかというと「鋭くつっこむ」タイプで、田中さんもそうなんだと思いますが、今までの『そめけん!』はソーシャルメディアに詳しい方とか、大学の先生や弁護士さんなどに「教えていただく」という姿勢の物が多かったので、そんなにつっこむ会話にはならなかった、というのが私の分析です。
これからは、ソーシャルメディアのうまい使い方ってどんなの?ということに関して、きれいにまとまらなくてもいいので、もっとあーだこーだと議論をするような内容もやっていきたいな、と思います。

☆☆

第11回目の放送はこちらから見られます。

<次回放送>
 6月 29日(火)21時から約1時間
「そめけん! 公式サイト」で中継ページで御覧ください。

ご意見、ご質問は 
Twitter のハッシュタグは #someken で!

☆☆

11回目の放送の翌日は、デジタルステージの平野社長にインタビューに行きました。
平野さんは今、Ustream中継をするためのソフト「motion dive 5」をTwitterやUstreamを使ってみんなで開発する「モーションダイ部」の"部長"として精力的に活動され、ソーシャルメディアにおける伝説をつくりつつある方です。

取材で話してもらったのは、有料セミナーでもこんなに中身の濃いお話は聞けないんじゃないかというくらいの内容。私たち『そめけん!』メンバーは大変刺激を受けました。
その内容については次回以降の番組で皆さんにもシェアしていきますが、ひとつ印象的だったことをあげるとすれば、「デジタルステージという会社はソフトウエア開発会社ではなくコミュニティをやっている会社だと思っている」という平野さんの言葉でした。
それを聞いて、私がいだいていた「平野さんとデジタルステージの皆さんは、なんでこんなにみんなとのコミュニケーションに一生懸命なの?」という疑問が氷解しました。
ソフトを作ることが目的なのではなくて、そのソフトを手にとってくれた人たちのコミュニティを運営していくことが目的だから、メルマガやイベントをやったり、Ustreamにかなり早い段階に注目してガンガン使い始めたっていうことなんですね。
「モーションダイ部」の成功って他の企業の活動の参考になるんだろうか?ということを知りたいと思って取材に行ったのですが、この「ソーシャルメディアを使う目的をどう考えるか」というのは大きなポイントになりそうだ、と思いました。

2010/06/18

『そめけん!スペシャル』のアーカイブはこちらから!(番組インデックス)

『そめけん!スペシャル』はせっかく多彩なゲストに来ていただいたので、リアルタイムで参加できなかった方にもぜひ観ていただきたいです。

でもプレ放送も入れると4時間くらいあって、さすがにこれを全部観るのはきついし、人によって興味のあるところも違うよね…、と思ったので、放送内容のインデックスを作ってみました。
「ビデオ」列のリンクをクリックするとUstreamの該当ビデオにアクセスできます。「開始時間」を参考に、ご覧下さい!

■プレ放送

ビデオ
開始時間 内容

ゲスト
(敬称略)

1(link) 00:00:00 魔界少女拳 ビデオ・トーク・パフォーマンス

加藤のどか・小山典子

00:17:35 UstreamとSecond Lifeの融合、Second Life内の制作物の二次利用についてなど(トーク)

三淵啓自

00:40:55 『mixiアプリをつくろう!』出版までの経緯、動画配信プラットフォーム「Kaltura(カルトゥーラ)」、社内マイクロブログ「しゃべる」、Togatter、SugarCRMについてなど

神部竜二

01:09:43 UstreamとSecond Lifeの融合(クロマキー合成実演) 三淵啓自
2(link) 00:00:00 休憩中(ドミノ・ピザ「Zenbu Nosse」試食)

ゲスト、スタッフの皆さん

■本放送

ビデオ
開始時間 内容

ゲスト
(敬称略)

3(link) 00:00:00 オープニングトーク・インディーズバンドChatoranさんからのビデオメッセージ

Chatoran(ビデオ)

00:06:22 「そめニュース」
内山幸樹さんの「Happy大仙人プロジェクト」のその後と宮崎県の口蹄疫問題について

内山幸樹

00:14:28 「海外のそめ」
Twitterのジオタグ(位置情報)と公式短縮URL対応で期待されること、海外で注目の動き(Groupon,Blippyなど)

イケダハヤト

00:23:55 「そめトーク1」
Julieさんの写真集「SAMURAI GIRL」その他の活動について、八谷さんの飛行機製作プロジェクトの紹介、開発中の「PostPetNow」のデモなど
チバヒデトシ・Julie・八谷和彦
00:45:39 Julieさん楽曲+写真の紹介(曲名:Transcend Julie(歌)
00:49:08 CMコーナー
「ラブヒゲ危機一発」「人生ゲーム極辛」の紹介
ラブヒゲガール(宮内かれん・小山典子)・タカラトミー
01:03:58 「そめチャレ」
アクトリーグファンサイトのトップページバナー募集、サイトの構想について
小山典子
01:13:41 「そめトーク2」
Ustreamやソーシャルメディアで変わる世界、ソーシャルメディアのこれからについて
杉山知之・川井拓也・吉田就彦
01:49:03 まとめ、今後の『そめけん!』について
荻野健一
01:58:18 エンドロール、記念撮影の様子
ゲスト、スタッフの皆さん
4(link) 00:00:00 片付けの様子

スタッフの皆さん

 

5(link) 00:00:00

※ソーシャルメディアを研究する知的好奇心刺激番組『そめけん!』について
番組内で実際にソーシャルメディアを活用しながら、個人の自己表現、企業のマーケティング活用、 地域の活性化など、様々なテーマでソーシャルメディアをどのように活用して行くのかを、視聴者の 皆さんと一緒に考えます。
普段は毎週火曜日夜21時から1時間、Ustreamで生放送しています。
『そめけん!』の過去のアーカイブはこちらから

2010/06/17

『そめけん!スペシャル』放送しました

昨日、6月15日(火)は『そめけん!』10回目の放送で、しかも渋谷のUstreamスタジオが使える!ということで、かなり気合を入れた『そめけん!スペシャル』の放送と相成りました。

こちらからアーカイブを見られます。

時間はいつもの2倍(プレ放送も入れたら3倍超)、ゲストの数もプレ放送を含めるとなんと14人…。
当然いつものスタッフだけではとても手が足りず、デジハリ大学院中心にすごく沢山の方に応援に来ていただいて、みんなの総力で実現された放送でした。

お陰さまで視聴者も、Twitterでの反響も今までになく多くてびっくり! ゲストの皆さんにも色々な切り口でお話していただいて、個人的に思うところがたくさんありました。

『そめけん!』は毎回忘れたくないことがいっぱいで、このブログを書くときはついつい細かく書き連ね、簡潔で面白い文章とは程遠いものになってしまう私。昨日の『そめけん!スペシャル』についてその調子で書き始めたら誰も読みたくない長文になってしまうことは間違いないので、今回は感想や考えたことなどの多くは胸にしまって、これからの放送や他の場所でのアウトプットに活かしていこうと思います。

…でも2つだけ。

その1)

今回いろいろな形でご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
特に現場でスタッフをやってくださった皆さん。事前の依頼、連絡など十分とは言えない状況でしたが、臨機応変にそれぞれの場をばっちりとりしきっていただいて、大きなトラブルもなく放送を終えられたことに、感動しました。新しい試みに参加することを楽しもうという、デジハリ生の心意気を感じました。

その2)

それから、ゲストの方々のお話で良かったところをひとつだけ取り上げるのはとても難しいのですが、川井拓也さんのおっしゃった「世界とは自分の半径5mである。それぞれの自分の半径5mが変わることで世の中変わっていく」という話にはとても共感しました。
私に取っての『そめけん!』も私の身近な人間環境の中から始まったことですが、その小さな動きを見知らぬ遠くの人、数は少ないかもしれないけれどそういう情報を必要としている人にキャッチしてもらえる可能性があるのが、ネットの素敵なところだなぁ、と最近富みに思います。

2010/06/09

『そめけん!』6月8日第9回放送しました

昨日、6月8日はあの秋葉原殺傷事件からちょうど2年が経った日でした。
秋葉原にある『そめけん!』を放送しているスタジオに行く途中、事件が起こった交差点に献花台が作られ、多くの花束が備えられているのを見て、当時の驚きとなんとも言えない気持ちを思い出しました。
犠牲者の方のご冥福と、あのようなことが二度と起こらないことをお祈りします。

☆☆

昨日の『そめけん!』、冒頭の「そめニュース」のコーナーではいつも世間のソーシャルニュースに関するニュースを取り上げるのですが、昨日は来週の『そめけん!スペシャル』の告知をさせていただきました。

そう、来週は「スペシャル」と称し、いつものスタジオを出て渋谷のUstreamスタジオから2時間+αの拡大版でお送りするのです!
うれしいことに、デジハリの杉山学長、ヒマナイヌの川井拓也さん(実はデジハリ大学院時代の私の担当教官!)、ホットリンク社長の内山幸樹さん、アーティストのJulieさん、八谷和彦さん(Post Petの生みの親!)、ジャーナリストのチバヒデトシさんなどなど、バラエティにとんだゲストの方々のご出演が決まり、進行役の田中さんと私はちゃんとまとめることができるのかちょっと不安ではありますが、きっと放っておいても皆さんそれぞれに面白いお話をしてくださるでしょうw

一昨日デジハリ大学院の方からプレスリリースも出していただきました。
このリリースに書いてある内容以外に、「プレ放送」として17時頃から放送を始める予定です。
このプレ放送では、「そめチャレ」コーナーでおなじみの小山典子ちゃんの新しいユニット「魔界少女拳」のパフォーマンスや、セカンドライフを使った実験的な放送、前回ゲストで出ていただいた「mixiアプリをつくろう!」の著者 神部竜二さんとのトークを予定しています。

お時間があれば、ぜひ17時頃からゆるくお付き合いくださいませ。

☆☆

「そめトーク」のコーナーは、慶応義塾大学の武山政直先生に来ていただきました。

武山先生は都市とメディアをテーマに学生さんたちと色々な研究・実践をされていて、昨日はこんなものをご紹介頂きました。


まちのキモチ

Mirai Tweet Lab

ARG実験「シモキタストーリー」

「まちのキモチ」や「Mirai Tweet Lab」はネットを使ってみんなの気分や未来に関する考えを投稿してもらうことで集合知を生み出す、という方法がとても今風なのと、学生さんが学校内だけでなく地域の人やTwitterで参加するいろいろな立場の人と交わることで新しいコンセプトを生み出していくというのが素敵です。
自分が学生の頃を考えると、社会人の意見を聞くというのはなかなかハードルの高いことだったと思いますが、武山研究室の学生さん達はソーシャルメディアを上手く使いつつ、地域にも入り込んで、うまくプロジェクトを進めているなぁと感じました。

後半は、下北沢の街中で行われたARGの話で大変盛り上がりました。
ARGとはAlternate Reality Game(代替現実ゲーミング)の略で、私の理解ではオリエンテーリングを謎解きなどのストーリー仕立てにしておもしろくしたもの、という感じです。
「シモキタストーリー」では、下北沢の「天狗まつり」を題材に事件の謎解きをするというストーリーで20人程がゲームに参加したそうで、話をきいているととても面白そう。

下北沢に限らず、うまくその場所に合ったストーリーを作れれば、いろいろなところでできるね、ということで田中さんは「鉄道でやろう!」と熱く主張(笑

実は田中さんは事前に「武山先生は鉄ちゃんに違いない」と予想していたのです。
その根拠は、武山地理学を専攻されていたから。田中さんも学生時代地理学をやっていて、地理をやっている人はみんな鉄道好き、の法則があったそうです。
残念ながら武山先生は鉄ちゃんではなかったのですが、鉄道ARGは確かにいろんなドラマが作れそうでいいですよね。
後でTwitterの投稿を見ると、武山研究室の中には鉄道好きの学生さんもいるみたいなので、ぜひ実現してもらいたいです。

☆☆

<次回放送>
来週は「そめけん!スペシャル」。開始時間が早いので要注意! 
6月 15日(火)20時から約2時間
http://www.ustream.tv/channel/someken

内容についてはプレスリリースをご覧ください。
ご意見、ご質問は 
Twitter のハッシュタグは #someken で!

2010/06/02

『そめけん!』6月1日第8回放送しました

はやいもので、『そめけん!』の放送を始めてから2ヶ月がたちました。

昨日で8回目の放送だったのですが、相変わらずゲストの方には多方面からきていただいて、「ソーシャルメディア」の裾野の広さを感じます。
※今回、Ustreamのサーバートラブル(?)により、残念ながら録画は残されていません。(6月2日加筆訂正)

☆☆

昨日は冒頭に、先日もうひとりの番組パーソナリティ田中さんと行ってきた「三田の家」でのインタビュー映像を流しました。
最初は次回のゲストである慶應大学の武山政直先生へのインタビュー。
大学の教室を離れ、街中のコミュニティスペースでいろいろな人と出会いながらオープンに学べる三田の家や、都市とメディアを切り口にしたご自身の研究についてご説明いただきました。

次に、「moboff(モバフ)」というサービスを手がけるニコラス・コレニさんへのインタビュー。
レンタルオフィスというサービスそのものはこれまでにもありましたが、オフィススペースと一緒に提供されるクラウドサービスがとても使いやすそう(クラウドで提供される機能にはなんとMS Officeも含まれている!)というのと、何より新しいのはオフィスを利用する会員のコミュニティを作って、そこから新たなコラボレーションが生まれることを目指しているところ。
ソーシャルメディアも盛んに活用されているということなので、ニコラスさんにもいつかゲストにきていただきたいと思います。

☆☆

小山典子ちゃんの「そめチャレ」コーナーでは、先週の放送時に告知したアクトリーグのファンサイトのトップバナーの募集について。
残念ながらまだ応募がないそうで、田中さんから、募集についてもっとユーザーと継続的にコミュニケーションをとらなきゃ!とダメだしを受ける典子ちゃん。

確かに、募集要項はこちらに書いてあるものの、先週の放送を見ていた人でないとどんなデザインを期待しているのか、採用されたらどんな特典があるのか伝わりにくい感じなので、Twitterやブログを駆使してアピールしていった方がよさそう・・・。

採用された場合の特典のひとつ「ぐわしライダーず 特別イベントご招待」ですが、楳図かずおの漫画をモチーフにした女の子二人のユニット「ぐわしライダーず」は昨日名称変更を言い渡され、正式には「魔界少女拳」となるそうです。
昨日の放送後にテスト的に撮影した映像を見せてもらったのですが、美少女二人が不協和音で大合唱、かなりシュールで笑えました。この撮影現場に行けるなんて、ファンにはたまらないと思いますよ〜。

☆☆

「そめトーク」のゲストは「mixiアプリをつくろう!」の著者神部竜二さん。


実は、神部さんと田中さんと私、昨年の後半は毎週のように会っていて、一緒にmixiアプリを作っていました。
仕事でもなんでもなく、自主的に「やってみたい」と思った人が何人か集まってやったプロジェクトで、苦労しつつもできあがったのが、「マイミク適職診断」というmixiアプリです。

mixiやっている人は、ぜひ使ってみてください↓
マイミク適職診断
Tekishoku

神部さんはこの「マイミク適職診断」以外にも、早くからたくさんのmixiアプリを手がけ、そのノウハウがついに本になったというわけです。

このmixiアプリは、「オープンソーシャル」といういろいろなSNSが共通で採用している仕様で作ることができます。GREEやモバゲーなんかも、オープンソーシャルでアプリが作れるそうです。
SNSの友だち関係を利用したゲームなど、ついつい気になってしまって、私の周りでもmixiのゲームにはまっている人がいっぱい。モバゲーやmixiアプリをきっかけに、ネット上ででゲームをするという人がとても増えた気がしますよね。

所属されている株式会社スパイスボックスでは、mixiアプリを使った企業のプロモーションも提案することが多いということで、従来のキャンペーンサイトとこういったソーシャルアプリを利用したものとどう違うのか、神部さんに聞いてみました。
そこで例として教えてくれたのがauのスマートフォン「IS series」のキャンペーンで作られた「IS Parade」。

Isparade
これ、自分のTwitterのIDを入力すると、自分とフォロワーのアイコンのパレードが始まります(画像はキーワードに「#someken」と入れてみた)。
自分が先頭になってフォロワーを引き連れたり、フォロワーたちが自分をかついでくれたり、まさに私が主役!という気にさせてくれる楽しいしかけ☆

神部さんいわくこの「自分が参加している」感が正にポイントで、これまでの企業の広告というのは芸能人を使ってキラキラした世界を表現し、消費者はそれを見て何かを感じる、という構図だったのが、ソーシャルアプリを使うことによって、自分がその世界に入り込み、新しい関係づくりができるということが新しいと。
うーん、確かにそうですね。ゲームみたいに何回もログインするものはもちろんのこと、このIS paradeだって、まあ1回しかやらないかもしれないけど芸能人が出てくるキャンペーンサイトよりはじっくり、かつうれしくなりながら見ますよね。
そこでセンスのいいことをやられたら、今までより少し、その企業のファンになったり・・・。

ただ、mixiでゲームといっても企業色の強いものは面白くなく感じることも多いし、思わずファンになってしまうようなセンスの良いアプリというのはまだまだ開拓の余地があるように感じます。
ソーシャルアプリ、きっとこれから盛り上がっていくと思うので、神部さんの活躍を期待してます!

☆☆

<次回放送>
 6月 8日(火)21時から約1時間
 
http://www.ustream.tv/channel/someken

ゲストは慶應大学の武山政直先生です。ネットの集合知でこれからどんなことが起こりうるか、最近話題のARGってどうなの?といったことをお伺いしたいなー、と思ってます。
ご意見、ご質問は 
Twitter のハッシュタグは #someken で!

2010/05/26

『17歳の肖像』で青春時代へ…

今日は水曜レディースデイということで、朝イチから映画を観てきました。

最近水曜日の授業が13時からなので、学校に比較的近い映画館で12時過ぎまでには終わる映画という理由で『17歳の肖像』を選んだんですが、これがものすごくツボにはまったのでした。

1960年代のロンドンですごす16歳(映画の中で17歳の誕生日を迎える)の女の子の話で、当時は女子が大学に行ったとしてその後なれるものといったら教師か公務員くらい。私が十代の頃とは時代も環境も違うんだけど、思春期の女の子のキモチや状況、ものすごく共感できるものがあって胸がキュンキュンでした。

それは例えば、大人の世界への憧れや、自分は何にでもなれるというあまり根拠のない万能感を感じているかと思えば急に不安になったりする気持ちや、親の言うことが納得できないけれど逆らえないという状況といったもの…。

ストーリーは途中から予想外にヘビーになったけど、最後は前向きなラストを迎え、さわやかで良かった!(もしかしたら男性からすると、ラストの主人公のモノローグは爽やかというよりは「女って…」と思うかもしれないけど)

すっかり思春期の女の子の気持ちに引き戻されてしまったけれど、私はもう17歳には戻れない。となれば、主人公のことを本気で黄にかけて最後に重要な役割をする英文学の先生のような、素敵な大人でありたいな…。

観てない人には訳の分からない文章ですみません。
映画の始まりの出演者やスタッフ名が表示されるあたりの画面のデザインも素敵でした。機会があればぜひ観て欲しい映画です。

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